まいど、北田です。
前回は金融機関側の話をしたから、
今回は国内金融商品の仕組みの話。
国内投資信託でダントツの人気を誇るのは、
なんと言っても、「REIT」。
REIT(リート)っていうのは、
Real Estate Investment Trustの略で、
不動産投資信託のこと。
その中でも、
★ワールド・リート・オープン(毎月決算型)
は、純資産4,000億円を超えるメガ投信。
これ、カツマーが投信を勧めてた時期に、
めっちゃ売れてたやつね。
2007年当時は、
17,000円以上の基準価額を付けてた。
(04年の運用開始時は、10,000円)
それが今では、4,000円程度。
たった5年で、4分の1以下・・・
当時の金融機関やカツマー(勝○和代氏)は、
「預金しておくぐらいなら、
投資信託を買ってた方がいいですよ。」
「投資信託は、株よりリスクがないですよ。」
「毎月分配型は、
インカム・ゲインになりますよ。」
っていう、根拠のない説明ばっかり。
結果、メディアを信じる素直な人たちが、
リーマンショック後、大きく損失を出してん。
ほんで、毎月分配型のキモは、
「タコ足配当」。
これは、実際に利益が出てへんのに、
純資産から分配金を出すこと。
(タコはお腹がすくと自分の足を食べる。)
つまり、こういうこと。
1.分配金を毎月出すことで、
儲かるように見せて投資させる。
2.運用で利益は出てないから、
資産を崩して分配金を出す。
3.お金が集まれば集まるほど、
「信託報酬」と言う名の、
年間管理費が膨らむ。(儲かる。)
4.投資家は、分配金を受け取れるものの、
基準価額が下がり続けてる(タコ配)ので、
売却できない。
5.メディアや著名人を通じて、
毎月分配型の良い面ばかりの宣伝をする。
6.さらに分配金を多く出し続ける。
以下、1~6のループ。
な、ようできてるやろ。
ちなみに、カツマーの
「お金は銀行に預けるな~」
のアマゾンのレビューが酷い(笑)
レビューはここ!
さらに毎月分配型は、
毎月20%の税金が取られるため、
複利効果が半減しよる。
長期的に資産形成をしたい人には、
すこぶる向いてへん仕組み。
ついでに、
インカム・ゲインとは本来、
売却しても利益が出ている状態で、
配当を受け取ってること。
やから、毎月分配金を受け取ってても、
今、売ったら元本が割れる状態、
それはインカム・ロスと呼ぶ!(by北田)
まとめ
「国内投資信託の仕組みは、ようできとる!」
PS.インカム・ロスという言葉は、
一般的には使わないので、悪しからず。
PPS.国内投信は全部ダメだ、
という話でもありません。