■[熊本地震] 韓国の人々の反応と賞賛浴びる日本の市民意識! | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。


日本人の市民意識の高さ伝える韓国のニュース「水の配給に3時間…横入りなく順番を待つ市民たち」


熊本を中心とした地震で被災されている方々に、心よりお見舞いを申し上げます。韓国では、地震発生の翌日、韓国の外相が犠牲者に関する哀悼メッセージを出していますが、ニュースでも連日大きく報道され、韓国の市民たちも皆、心配しながら、私のほうにも、「どのように助けたらいいのか」という韓国の方々からの問い合わせが多く来ています。


実は過去に熊本の方々との交流を斡旋してきた関係で、それに関わった韓国の方々が、とにかくニュースを耳にするや否や、日本語もほとんど話せないのに、名刺などを頼りに自分で現地に電話されて、知り合いの安否をそれぞれに確かめているようなのです。それでつながらないとすぐにこちらに電話を掛けてきて、「どうなっているんだ、確かめてほしい」とか、「助ける方法を教えてくれ」といってきています。


私自身は、SNSで日本の友人と会話中に地震が発生したため、そのままSNSでつながり得る知り合いたちにメッセージを送って、とりあえず安否を確かめたところで安心していたのですが、後から韓国の方々に促される形でそれら現地の関係者の方々皆にも連絡することになりました。すると、「すでに韓国の○○さんから電話が来ました」といっている方ばかりなのに驚きました。


私たちはどうしても、本当に近い人でもなければ、「向こうも電話どころじゃないだろうから」と直接連絡することに躊躇すると思うのですが、韓国の方々の間髪を入れない行動というのは、完全に「情」だけに従っていると感じられるものです。


私が「ご本人はご無事でした」と伝えると、すぐに「家はどうなんだ、家族は皆どうなんだ」ということになって、その「情」の幅の違いも確認することになってしまいます。また、「助ける方法は?」を尋ねられても、こちらも具体的には何も思いつかず、「調べてみます」という対応だけになってしまいます。


そのような韓国の方々の対応に、同じ日本人としての私自身の「情」と想像力の足りなさを反省せざるを得ないでいます。また、韓国のニュースのほうも、地震の惨状を細かく伝えながら心配するとともに、同時にその困難の中でも輝く日本人の市民意識について賛辞を惜しまない報道が多く見られます。その一つを最後にご紹介します。以下は、ニュースチャンネルYTNの報道を翻訳したものです。



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■日本、地震の恐怖の中でも輝く市民意識



日本・熊本を強打した大地震によって、日本だけでなく韓国にもまた地震の恐怖が拡散しています。


そのような中、熊本市民たちの沈着な対応と市民意識が目を引いています。


地震が襲った熊本は今、飲む水も食料も不足な状況です。被災民たちは水をもらうために3時間も待たなければなりませんが、誰一人として横入りをしたり、声を上げる人もなく、静かに順番を待っています。


食べ物を配給される時にも、ただ自分の配給分だけを持っていくだけであり、「もっとほしい」といったり、もう一度列に並ぶ、という人はいなかったといいます。


そうかと思えば、SNSを通した救助要請も目に付きました。


「大学運動場に野球部員70人が孤立しています」、「土砂崩れが起こる前に助けに来てほしい」などの救助要請が相次いでいますが、救助要請を意味する「SOS」を運動場の地面に描いて救助された人たちもいました。


これらの人々の、沈着な対応と配慮あふれる市民意識は、天災地変も押し倒すことができないようです。



[原典] http://www.ytn.co.kr/_ln/0104_201604181128348171




YTNニュース映像「日本、地震の恐怖の中でも輝く市民意識」

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