■無事実家の電気が戻って母と通話もできました!´▽`)/ | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。

「韓国人観光客が4000人あまり現地で足止めにあっている」という韓国の報道画面です。

 

 

●「自分は一人じゃないんだ」と力が出たという母

 

札幌の我が家の電気が回復して、先ほど無事、国際電話で母と話すことができました。その前に今朝一番で、昨日ご紹介した友人の旦那さんがまた我が家を訪ねて、ご自身の携帯で母と話させてくださり、その時に私も初めてちゃんと安心することができたのでした。ガスと水道はさいわい無事で、母は冷蔵庫と冷凍庫にあるものを皆、火を通して腐らないように料理したのだという話をしていました。

 

それにしても、私が奥さんを知っているというだけなのに、今までに3回も訪ねてくださったその旦那さんに本当に感謝です。母も栄養ドリンクをいただいたそうで、それを飲んで本当に力が出たのだととても感謝していました。もう一人訪ねてくださった別の友人と共に、「自分は一人じゃないんだ」と感じて力が出たのだと母がいっていました。

 

あと、一番最初に私に札幌の地震を知らせてくださった、たまたま北海道を旅行中だった知り合いですが、ずっと避難所で過ごされていたのですが、その話をしたところ、朴永華先生が彼のもとにも訪ねてくれました。運よく彼のいる避難所は大きな体育館に47人だけで、電気も水もネットも非常食もあり、「快適に過ごしている」と口ではおっしゃっていましたが、それでも客地で孤立している状況で、現地に暮らす同じ韓国人の訪問がどれほど力になっただろうかと思います。彼が送ってくれた朴永華先生の写真を一番下に載せます。牛丼を持っていかれたそうです。さいわい明日には千歳空港からソウルに帰国する目途がついたということで、本当によかったです。

 

 

●人生初の地震に怯える日々過ごす4000人の韓国人

 

現地の日本の方々もたいへんですが、韓国での報道によれば、現在までそのように北海道に取り残されて帰国できずにいる韓国人旅行客の数は4000人にもなるということで、韓国領事館でも避難所を設けてはいますが、そこにたどり着いているのは500人ほど。それ以外はそれぞれ、日本人の避難所にいたり、自分で宿を解決しているということになります。お年寄りや小さな子供たちもいて、人生で初めて経験した地震の恐怖はもちろん、言葉も通じず、携帯の充電もできず、現金も下ろせず、クレジットカードも使えない中で、余震に怯えながらとても厳しい状況を過ごしているということでした。

 

実際、今朝、我が母と話した時に母がいっていましたが、私たち日本人はある程度は覚悟ができている面があります。母も暗闇の中でまずやったことは避難のための荷造りだったといっていました。いっぽう、生涯、地震というものを経験しなかった韓国人が、異国の地でその恐怖と不安と闘うというのは本当にたいへんなことでしょう。それをよくご存知なので、朴永華先生も、他の韓国の現地居住者の方々も、皆、自発的に韓国人の集まる避難所を訪ねては援助活動をされたということでした。中には自分の家が電気も通っていないのに、電気が通っている避難所に手助けに行っていたという方も多かったということでしたね。

 

ということで、韓国でも、その前の台風21号の被害のニュースに続く形で、北海道地震の被害の模様が繰り返し報道されています。それで、私の故郷が北海道であると知る数多くの方々から故郷の安否を尋ねるSNSが、いくつもいくつも届いており、そのたびごとに用意した、我が家の状況をまとめた文章をコピー&ペーストで送っていましたが、いよいよ「電気も回復し、電話も通じた」という嬉しい知らせを送ることができて、私も本当にありがたいです。まだまだ現地の困難は続いていますが、被害にあわれた方々に心からお見舞いを申し上げ、一日も早い復旧をお祈りします。

 

 

「高速鉄道と電車運行が一部区間で再開」として駅の様子を伝えています。

 

 

「停電事態一部解消…130万世帯に電気供給再開」として、これは札幌駅の前で待機する方々。

 

 

客地で心細い時間を過ごす同胞のため、牛丼を持って避難所を訪ねてくださった朴永華先生です。

 

 

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