あの日、次女は1歳にならなかった。
あの日、私は地震がきてまだ小さい我が子を
抱えて庭の真ん中にしゃがんでいたっけ。
あの日、旦那さんからすぐに電話がきて
安否の確認がとれてすごく安心したなぁ。
あの日、停電があり私は津波が来たことを
知る由もなかった。
あの日、暗い中で家族全員が無事だと確認
とれたことを何よりも喜んだ。
あの日、沢山の方が亡くなった。
沢山の大切な人を遺して。
自分の意思とはうらはらに。
あの日のあと、もし地震がくるなら
家族揃ってる時が良いね。って
貴方が言った。一緒なら、生きても、死んでも
悔いがないって。
あの日から7年。
貴方がいなくなり、もうすぐ4年。
大切な人を失くす哀しみをこんなにも
早く味わうとは、思ってもなかった。
あの日、貴方は家族の無事を何より
喜んでいたのに。生きてることをあんなに
喜んでいたのに。
どうして?どうしてなんだろうね。
誰も答えてくれない。
となりに貴方がいない。
貴方に逢いたい。逢いたいなぁ。。。