アクションとバッチ | 3倍早くなるためのDTP講座

3倍早くなるためのDTP講座

DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

Photoshopにはイラレと同じく古くからアクション機能が搭載されていますので、使われている方も多いと思います。

応用次第では作業の短縮にとても貢献します。


「画像を横幅50ミリ350dpiのCMYKに変換し、eps形式で保存」をアクションに記録してみましょう。


別の書類を開いてこのアクションを再生すると、これらの工程が自動かつ数秒でできてしまいます。

その都度大きさを設定したい場合などは、アクションパレット左の方のダイアログのアイコンにチェックを入れれば、アクションを中断して手動で入力できます。

またスキップしたいものは左端のチェックを外します。



さて、画像が10枚くらいなら開いてアクションを適用しても良いですが、100枚あったらアクションを100回かけるのも大変です。

そこでバッチの登場です。

ファイル→自動処理→バッチでダイアログに設定。

これはアクションに登録した作業をまとめてフォトショップがやってくれるという優れた機能です。


ほっといても自動で動くのでトイレや食事の前にかけておくのがGood。

また、バックグラウンドで動かせば描画の時間がないため処理が早くなります。
バッチ処理中はフォトショップを背面にしておきましょう。

開く段階からアクションに登録すれば、記録時と同じ形式のファイルしか開かなくなります。
多数ファイルの中からpsdファイルのみを処理、という場合には便利です。

開いたデータに上書きすることも、別フォルダに複製保存することも可能です。
サブフォルダを含めるをチェックすれば入れ子になっているフォルダ内のものも処理できます。

注意すべき点は、処理後フォルダに同じ名前があると有無を言わさず上書きします。
入れ子ファイルの中に同名ファイルなどがあるときは注意しましょう。
また、くれぐれもオリジナルデータには上書き保存しないようご注意ください。