Illustratorの文字編集にRegX その2 | 3倍早くなるためのDTP講座

3倍早くなるためのDTP講座

DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

これから数回、昨日ご紹介したRegXを使ったIllustratorの文字編集の効率化についてご紹介いたします。

3倍どころではないかも、ですよ。^^

イメージとしては迂回すべきところを直線で進める感覚でしょうか。しかも信号無し。大きな橋をかけていもらった感じです。^^


さて、まず入門編の統一表記から。

検索置換でやるとけっこう面倒な統一表記という作業、単純ながら正規表現の強みが発揮できる良い例です。

例えば「イラレ、イラストレータ、イラストレーター、AI」を「Adobe Illustrator®」という語句に統一するとします。

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↑こんな文字列があったとして…

通常の検索置換では4回かけなくてはなりません。標準機能では範囲を絞ることができないので、置換しない場合はロックしたり、検索を目視でチェックしていくしかありません。

さらに、Illustratorデータは外部リンク図として使うケースも多く、書類が100枚あったとすると、標準検索置換ではその都度検索文字を切り替えなければいけなくなります。

これがRegXなら検索に「(イラレ|イラストレーター?|\bAI\b)」とし、置換を「(Adobe Illustrator®)」とするだけでいいのです。
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通常検索では「AI」の部分がMAIN~の「AI」にかかりMAdobe Illustrator®N~となってしまいますが、正規表現を使えばちゃんと回避できます。

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選択範囲も反転選択した範囲か複数テキストブロックを選べます。

さらにこれらの設定をプリセットとして保存しておくことも、セットとして書き出して別マシンで読み込むことも可能です(このへんについては後述します)。

RegXに興味がある方はPICTRIXさんのサイトへどうぞ。