Illustrator3Dでイラストを描く5 | 3倍早くなるためのDTP講座

3倍早くなるためのDTP講座

DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。




今回はカンタンなチュートリアルです。
半透明な地球を作ってみましょう。

構造体を非表示にしてしまうと反対側が透けるのはいいのですが、Illustrator3Dには影とかないので表か裏かよくわかりません。


↑南米はおもて、うら?


そこで、半透明のマッピングを挟んでビーチボールのような地球を作ってみましょう。いや、ほんとにカンタンです。

地球の作り方は、神速Illustrator[グラフィックデザイン編]のP241…。

まず半円を描きます。

塗りと線を入れます。


↑塗りと線を入れるのがポイント


マッピングデータは地図と半透明な青い四角。


↑シンボルは2種



マッピングは3面あるので、一番内側に青、二番目に地図を貼ります。


↑半透明のマッピング



↑地図



↑設定はこんなかんじ



ハイ出来上がり。


↑完成


※透明を使った場合、必ず非表示面を描画にチェックしましょう。
配置や分割の際、透過しているオブジェクトがなくなってしまいます。




さて、これで終わりではもったいないのでもう一つ。
この地球なぜ3面あるかというと、線の表裏、塗りのオモテとなっています。
ということは線の表側の面にもマッピングができるわけです。


↑線が塗りに食い込んでいるので、1面目は線の裏、2面目が塗りの表面、3面目が線の表面です


衛星写真のような雲のデータがあれば、地表に雲が浮かぶそれらしい地球ができそうですが、あいにくみつかりませんでした。しかたないのでくるくるリボンを応用したヒーローに地球を逆回転して時間を戻してもらいましょう。


↑くるくるリボンの応用



↑逆回転!