1日着たスーツの簡単なお手入れ | Tailor・Tのスーツスタイル研究所

Tailor・Tのスーツスタイル研究所

某ブランドSHOP販売員が考えるスーツのかっこいいスタイル。

スーツの選び方、着こなし方。

スーツ、シャツ、ネクタイ、ベルト、靴に関する豆知識、お手入れ方法などを綴ります。

スーツは一度着たらお手入れが必要です


スーツに関わらずそうですが、服は一度着ると、汗を吸ったり、シワが入ったり、かなりダメージが出ます。

そこで、長く良い服を使い続けるには、必ず、お手入れが必要なのです。


スーツを脱いで、そのままソファーに掛けて置きっぱなしにしてはいませんか?
それでは、せっかく買ったいいスーツも台無しです。
特にパンツの命とも言える、パンツのクリース(パンツの股位から、下にかけてある線の事です。)は一日履くと結構取れて薄くなってしまいます。


そこで、毎日とは言いませんが2日に一度くらいは、アイロンをクリースに掛ける事を私はおすすめ致します。

普段は、銀座、丸の内のサラリーマンを目にする機会が多いですが、実際にクリースがわからないくらい薄くなったパンツを履いているサラリーマンがほとんどです。(特に50代以降の人達)
これだけで、本当に印象が変わります。


服装に気を付けている人ならまず、第一に見るところでしょう。


あとは、ジャケットですね。
ジャケットも一日着たらアイロン掛けをするといいのです。ジャケットも実はかなり、シワが入るのです。

特に肘の部分や、背中などです。



おそらく今の時期は、夏用の生地のスーツを着ている方がほとんどだと思います。
夏用の生地でもっとも一般的な生地の1つにウールトロピカルという生地があります。別名サマーウールとも言います。


これは夏用スーツの定番の生地で、夏用スーツとしてほとんどのお店で売っています。
何気なく勧められて夏場、買ったものがあれば、おそらくそれは、ウールトロピカルのスーツでしょう。


この生地はスーツ地の中では薄さに優れていて、通気性があるので、夏用スーツには優れています。


しかし、デメリットとしてシワが入りやすいのです。特にデスクワークの方が1日中着ていたら毎違いなくシワになっています。電車通勤で1時間以上座る人も間違いなくシワになっています。



簡単なお手入れの裏技としては、シャワーや入浴後の湿気が残っている状態の浴室に15分程、スーツを吊るしておいて、たっぷり湿気を吸わせてください。


その後に、エアコンのついている部屋など、乾燥した部屋で陰干ししてください。(日光には当てないでください。)すると、シワが結構取れます。しかも、ニオイも取れるのです。


是非オススメなので試してみてください。