おはいようございます。



わたしには高校生の友達も何人かいるのですが、彼女たちと喋ってるとだいたいいくつかのワードだけで話が進んでいきます。



「それな(ほんとそうだよねの意味)」

「...して?(それで?の意味)」←これは北海道の人の独特なやつかも

「あーね(あーなるほどねの意味)」





最初は、そのボキャブラリーのなさと会話の浅さに意識がいき、笑ってしまったのですが




じきにわたしもすっかり慣れてしまって



これがいまの女子高生の文化なんだなぁと考えるようになった。



彼女たちの一番の連絡ツールはSNSであり、ラインで、



常に、おしゃべりしてるみたいに超速でレスポンスが帰ってくる。



端的に早く返さなくてはいけない。




だから、略語とか、「それな」のような相槌の造語みたいなものができたのだろうなぁと、勝手に解釈をしています。




このように、「コトバ」には「文化」がある。



(ごめんね、例がちょっとしょぼいかもしれないこれはわたしの個人的見解)





8/3小学生向け体験型スクール
みんなが学校🏫

の授業のひとつに、これをテーマにした授業がある。



今日はそちらをご紹介👨‍🎓



この授業のリーダーは高校生の男の子。


  
最初こういうやりとりがあった。




「日本語には、稲とか白米とか玄米とかお米とか、お米を表すいろんな言葉があるのに、



英語にはひと言『rice』しかないって知ってる?」




たしかにそうだけど、



それがなんなの?笑    





そんなシーンから始まりました。





彼が熱く語る。
「言葉って、その国の『ブンカ』に影響されてできているんだってってことを、小学校の時のテストで読んで知ってね」




「それまで国語なんてつまんないと思ってたんだけど、急に楽しくなっちゃったんだよね。」





だから、そんな授業をつくりたい。




(なんなんだここはスーパー模範高校生がたくさんだ..)





それでこのチームでは


「文化ってそもそもなんなわけ?」


ってところから


「その国にしかない言葉っていっぱいあるんだね」とか、


「色を表すのにこんなにたくさんの言葉があるのって、世界中で日本くらいなんじゃない?」とか、




いろんなことに気付いては盛り上がってました。(いいなぁわたしもそんな風に学生時代の時間使ったらよかったカラオケとプリクラと合コンにしか使ってなかったことを悔いている)








そこからひとつひとつ、小学生に楽しんでもらいながら「文化」と「コトバ」について考え、知って、ワクワクしてもらえるような授業をみんなで作り上げました。





さて、一見難しそうなこのテーマを高校生たちははたしてどのように伝えるのか??



それはぜひ当日、みにきてね。










・・・一個だけネタあかし♡




自分だけの色の名前をつけて、自分だけの「色ずかん」をつくるって言ってたよ。(なにそれ楽しそう)





「ピンク」っていってもいろんな「ピンク」がある。




例えば、



「お母さんがとっても機嫌がいいときのほっぺの色」とか、


「あの動物園でみた目がキラキラしてる豚の肌の色」とか



自分だけにしかわからない、自分だけの「色ずかん」をつくります。





それはお家に持って帰れるようになってるので、ぜひずっと持っててほしいなぁ。





何年も経って大きくなったとき、



ああ、自分にはこういう風な色に見えていたんだなぁ、とか



きっとおもしろいとおもうんだ。




そこにはまさに「背景」がある。



そのときにしか見えない、「景色」が、ある。





それはたぶん忘れちゃいけない大切なもので、




それがちゃんと記録しておける色ずかん。





きっとママやパパにとっても、宝物に、なるんじゃないかなあ。







高校生の視点ってほんと、おもしろい。




こういう授業、学校であったらめちゃくちゃいいなぁ。先生たちも、ぜひ授業参観しにきてね!






コトバとブンカ
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