田母神俊雄先生を講師にお招きした「6月勉強会」の所感 | 小林興起オフィシャルブログ「世直しブログ」Powered by Ameba

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日本で自衛隊の陸海空の空の部分でトップを務めた田母神さんが、自衛官退官後、日本の安全のために発言しておられるのはよく知られている。その田母神さんを迎えて、日本の安全保障について語っていただいた。

 

 

彼が常に口にする、「自衛隊が自立できていなければ国の自立は保てない」、これは素人でもよくわかるところである

ただ、今日の日本は、政権党である自民党が完全な対米従属政党にになり下がり、アメリカに支配された状態であるので、日本の防衛問題に大きな問題が生じている。

今日の科学技術の発展によって、軍備はソフトウェアが大変重要である

ソフトウェアは簡単には中身が見えない中で、空の守りである戦闘機について日本は自国のものを生産できず、アメリカとの共同開発の名のもとにアメリカが生産したものを購入させられているレベルに成り下がっている

外国から大事な物を買うということは、輸出する方から見たら最新のものについて外国に渡すはずがないのであって、常に日本が購入する戦闘機はアメリカが使っているものから見れば格下といいことになるのは当然である

また、日本の自衛隊は国際法上は軍と見られるよう見られるものではなく、日本の法律で行動が制約されており、例えば漁船を助けてあげることができない

漁船が近隣の国に拿捕されることされることがあっても助けてあげることもできない。

命令無くしては何事も出来ないって理由情けない状態である

外国との関係で言えば、譲ったら取られるだけということを認識しなければならない。

ただ問題を起こさないようにと考えて譲ってばかりいたら、今後の尖閣諸島などは日本にとって不利な方向にしか向かわない

防衛力を強化していくには、武器製作に金がいるということから国の豊かさと言うことが当然必要となる

しかし、日本は発言の自由が制約され、自衛官が防衛問題について語ることも許されない

また、資金面で言えば、平成の時代日本経済が全く成長しないことがあって防衛予算が制約され日本の自衛隊に金が回らない

防衛予算がが一軒増えているように見えるのは、アメリカの高額な武器を買わされると、アメリカに金が流されるだけであって日本の自衛隊の装備の費用は不十分だったと言える

日本の防衛について、自衛隊は毎日軍事情報の収集と国家の安全のために頑張っている

そもそも戦争は準備してなくてはできないできないものであるから、いきなり中国が攻めてくると言うことはあり得ない

戦争を開始するには3か月ないし半年の準備が必要で、軍の動き等々情報を収集していれば直ぐにわかることである

戦争とは究極は金儲けであって、アメリカがイラク戦争したのも、イラクの石油の利権のためであったということを想起すればよくわかる

従って戦争の前に外交交渉が必ずあるのであって、すぐに脅かされているようでは国の安全を安心して任せことができない

世界の大国はアメリカを見てもわかるとおり、皆したたかな国であるということを忘れてはならない

日本の技術は素晴らしいものがあるわけだから、アメリカは日本の技術を恐れて大事な戦闘機を作らせないようにしたのであって、アメリカのこうした交渉に対して立ち向かうような強い外交力をまず持たなければならないし、軍事力強化は戦争好きとかいうことではなくて戦争しないために必要だと言うことを認識しなければならない

互いに傷つくのが戦争であり、核戦争には勝者がいないと言われるがしかし核があるということは外交交渉には大きな力を発揮する言うことを認識しなければならない

豊かな国にならなければ防衛力を強化できないのであって、こんにちの緊縮財政では日本の国が豊かになることはなく、積極財政派に体制を任せる流れを作っていくことが大切である

自分の国は自分で守る自立した国家を作って国民の安全を守っていかなければならない。