G7サミットが閉幕 首脳宣言採択 インフラ支援など盛り込む



6/13(日) 22:16 Yahoo!ニュース 

毎日新聞




 英南西部コーンウォールで開かれていた主要7カ国首脳会議(G7サミット)は13日、首脳宣言を採択して閉幕した。



 宣言には、中国が途上国などで進める巨大経済圏構想「一帯一路」に対抗し、より透明性が高く、環境に配慮した途上国向けのインフラ支援の枠組みの創設などを盛り込んだ。



 また、新型コロナウイルスのワクチン10億回分も、来年までに途上国などに提供する。



 海洋進出を強める中国を念頭に「東シナ海・南シナ海の状況への懸念」を表明し、「現状を変え緊張を高める一方的な試みに強く反対する」ことを明記した。



 また「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調」するとともに「両岸問題の平和的解決を求める」との方針も盛り込んだ。



 法の支配などに基づく自由で開かれたインド太平洋を維持する重要性も明記した。



 香港や新疆ウイグル自治区での人権問題を挙げ、「中国に人権を尊重するよう求める」とし、香港については「高度の自治」を尊重するよう求めるとした。



 環境分野では、「産業革命前からの世界の平均気温の上昇幅を1・5度に抑える」という気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」の目標に向け、G7全体の温室効果ガス排出量を2030年までに10年比で半減させる。



 30年代に電力システムの最大限の脱炭素化も進める。



 東京オリンピック・パラリンピックについても言及し、「新型コロナウイルスを克服する世界の結束の象徴」として「安全安心な開催」への「支持」を盛り込んだ。



 サミットでは、パンデミック(感染症の世界的大流行)の再来を防ぐための迅速な初期対応の仕組み作りや、世界保健機関(WHO)の改革・機能強化などの目標を盛り込んだ保健宣言「カービスベイ宣言」も合わせて採択した。



 ジョンソン英首相は記者会見で「民主主義や自由、人権の価値について世界に示すことが私たちに求められている。G7として団結し、支援することで、世界の最貧国はクリーンかつグリーンで持続可能な方法によって自ら発展することができる」と述べた。



【コーンウォール横山三加子、宮島寛】








G7の決議が、どれほどの効果が、あるのか?は、

分かりませんが、中国政府には、大きなプレッシャーになる事でしょう。