みなさんは「女の敵」と呼ばれたことはありますか?
僕は何度かあります。
芸能関係の仕事してると多い時で毎年百人以上の女の子と面接します。
今日のお話は2年前くらい、ホームページにプロフィール送ってきた18歳の女の子と金山で面接しました。
めちゃめちゃ可愛くて、清潔そうな感じで、スタイルも悪くない、色白で、むか~し男性人気は高いのに女の子から嫌われてたことで有名なアイドル女優「裕木奈江」に似てました。
これなら、その頃、構想していたアイドルユニットの候補として十分です。
一通り説明したあと、あとは世間話で。
「バイトとかしてるの?一応教えといて」
と聞くと
「私のバイト聞くとみんな引くから言いたくありません」
「あははは、僕はね、過去数百人の女の子の話聞いてるんだよ、そりゃいろんなバイトあるさ、大丈夫、絶対引いたりしないよ教えて」
「本当ですか~?」
「僕もね、学生時代40種類くらいやったよ、テレビレポーターから新幹線の掃除や佐川急便で死にかけた地獄バイト・・・女の子のバイトも大体知ってるよ」
「ぜったいひいたりしません??」
「しつこいな~絶対ひかないから教えて」
「私、○○ぱ やってるんです・・・」
「ん、ダンパ??あああ、自分たちで主催してね。チケット売って。すごいじゃん!どんなジャンルのダンス踊るの?僕もねユーロビートなら・・・・」
「違うんです、○○ぱ」
「?あ、ごめんごめんナンパかあ、逆ナンのバイト?男性エステとか、英会話とか売りつけちゃうやつ・・・え?違うの??」
「らんぱです」
「・・・・・・・」
「らんぱ・・・・・・・・○○パーティー・・・らん○○パーティー・・・らんこ○パーティー」
どんびきですがな
「ぜったいひかないって言ったじゃないですかあ」
「いや、無理です。すみません。ひきまくりです」
「え、じゃあ不合格ってことですか?」
「ぜんぜんだめです。ウチの会社つぶれちゃいますから」
「え~~~、じゃあ、帰ろうかな」
「とっとと帰ってください」
「なんだ、その時の楽しい写真とか見てもらおうと思ったのに・・・じゃあ失礼します。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ちょっと待ちなさい」
「まあ、今後の参考というか、自分自身の向学心というか、君へのせめてもの償いというか、その写真・・・見てもいいよ」
「ほんとですか実はそのときの映像もあって、ウラで発売もされてるんですよ~ほらこれがそのビデオのパッケージです。500本くらい売れたって」
「ほほうすばらしいパッケージだね」
「でしょ?でしょ、じゃあ採用ですか?」
「いや、それは無理だが、自分自身の向学心のために聞くが、そのパーティーはどこで開催されているの?」
「金山でツキイチです」
「参加者は?」
「お金持ちのおじさんばっかり、医者とか社長とか全員免許証提示で5人くらい」
「で、女の子の参加者は?」
「なんでそんなこと聞くんですかあ?」
「いや、世間のことをよりよく知りたいという知的欲求からの質問ですが」
「女の子は毎回だいたい5~10人くらいで私は16歳から参加してます、最初はスカウトで時給5000円あげるって言われて友達とついてったら、たくさんの人にヤられちゃいました」
「男性の参加料は?」
「6万円だったかな」
「ビデオでちゃうの?」
「撮影のときはみんなマスクしてるからわかんないと思います、参加します??」
「自信もお金もないからいいです・・・・」
「いや、だが、しかしまてまて・・・・でもでも・・・・・・ちなみに、世間のことをより良く知りたいという知的欲求から質問するが・・・・次回はいつ?」
「なかむらさん・・・」
「はい?」
「なかむらさんって・・・・・・・」
「はい?」
「女の敵ですね」
おしまい&自己嫌悪