年末ですね。


 この時期今年お世話になった方々からお誘いを受けます。先日もOS☆Uを今年一年本当に良くしていただいた会社の方に呼ばれてお食事でした。


 まずは今までの御礼と、今後も変わらずに応援してあげてくださいとお願いします。


その後はだいたいぶっちゃけトークになります。元々業界経験のある一人は・・・「OS☆Uで一番綺麗なのは間違いなく氷室のどかだが、森咲智美のあのプロ意識には驚かされる。普段モードと仕事モードの切り替えには目を見張る。あの子だけはちゃんと上を、先を見ている」


元バンドマンのもう一人は・・・

「小野勇気が一番可愛い、なぜ今のポジションなのか理解できない。Pは何をしていたのか?」


皆さんの本音を聞いていると楽しいです、よく見ていますね。それにしても小野勇気と土方瑛里香は業界内では支持率高いです。




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 2008年12月、久保田智美とチアガールの中島詩織が選出された最終回の「Xmasガールズパーティー」はロケを順調に終え


 
中村区中村町の中村



中川翔子さんとヒルトンホテルのVIPで収録、しょこたんはギガかわゆすラブラブでした。


12月23日オンエアの数字も良く、この番組のコーディネイトを全て引き受けたあせる僕とともにF-PROの信用もアップグー年末には打ち上げを兼ねて番組制作会社で中村さんとらともにパーティーです。



中村区中村町の中村


 野呂や久保田の他、F-PRO創成期の彩乃ちゃんや中島詩織、金子舞にヨシダそしてこの会には今ブレイク中の中村愛も参加しています。(今思うとよく短期間にこれだけの人材集めたなあ・・・・)


 名古屋の業界の締め日は毎年12月29日で、全テレビ局や雑誌社も納会です、野呂や中島がヤキソバ焼いたり、大いに盛り上がってこの大手制作会社には次々に業界関係者が挨拶に来ます。


 やがて番組プロデューサーのO氏も登場、ヒーローは拍手で迎えられます。


 お酒も少し入ったころ、O氏は真顔で僕に言いました









 「こういち君、久保田智美をなんとかしなさいよ、しゃべれないなら君が教えてあげればいい、もっと磨いてやれ、必ず世に出すべきだよ。」










 この頃、久保田本人もなんとなくやる気が出ていたのかどうかわかりませんが、大学3年生のこの美女にはやはり美しい女にありがちな家庭の事情を抱えていました。第一印象で「影がある」と思ったのはそのせいだったかもしれません。



 年が明けてすぐにでもできそうな、企業のイメージモデルや、地元雑誌モデルの仕事を入れたりしました。


 
中村区中村町の中村



中村区中村町の中村




さて、この業界成功するには、「世に出してくれる人との出会い」と「運」と「タイミング」と「才能」と最後に「努力」の掛け算です。


シンプルに今風に言うと持ってるか、持ってないか・・・・











久保田智美はやはり「持って」いました。







 日本テレビで17年間にわたり放送された「恋のから騒ぎ」は多くのアナウンサーやタレントを輩出しましたが、僕個人もこの番組には8人の出演者を送っています。



後年には毎年1月ごろになると日テレ系のキャスティング会社から電話がかかってきます。




 「ナカムラさん、16期生だけどさあ、今年名古屋どう?だれかいない?」



 「いますよ、番組の歴史を変えそうな子が」






 2月某日久保田を口説いて「恋から」のオーディション会場へ行きました。



 さすがに全国放送ですから「ナカムラ枠」は存在しませんが、ある程度事前に情報を渡すことはしてありました。


 オーディション会場は毎年のように、出たがり女子でいっぱいです。記念写真撮ったり、素人の子はそれだけでもテンションあがってます。



 この番組基本はもちろん「素人」ですが、そもそもオーディションで面白い色恋ネタを考えてもすぐにバレます。やはりそこは「玄人」が「オーデョション対策」をきちんとやっとかないとこの倍率を通るのは難しのです。



 僕の実績は過去8人オーデョションに出して8人合格。なぜかというと、通りそうな子を通りそうなタイミングで、きちんとオーディション対策に時間を割いているからです。



 久保田にも過去の傾向を話し合い、対策を練りました。




 会場では素人女子がざわつきます。


 周りとはあまりにも空気感が違うその美貌に。



 かくして、1週間後に返事、もう一人と一緒に合格のお知らせでした。



 しかも、いつもの担当ではなく、ちょっと偉い人から直々の連絡でした。




 「これは初の最前列レギュラー行けるかも・・・」



 そこから、久保田と僕の特訓です。



 事前に送られてくるアンケートに記入した内容を実際にしゃべってみます。



 僕が、へんな関西弁でさんまさんの役、久保田が一生懸命答えます。



 「シンプルに、もっとまとめて、そこの部分タメて、そこはもっとテンション高く!もう一回!」



 元々偏差値の高い大学生でしたから、飲み込みは早い。わずか数回でかなり対応できるようになりました。もうCBCの時のような綺麗なだけの女性とは違ってタレントとして売り出せるレベルです。




 出演日の直前まで電話でも練習を続け、いよいよ収録。



 実は最初は2列目に着席させられたのですが、本番直前にディレクターから「席を変わって」と指示が出たようです。



                   それが最前列のど真ん中




 かくして番組史上指折りの美女の一年間が始まりました。最終出演回まで一度も最前列を譲ることなく。




 僕はCBCのOプロデューサーに御礼の電話をしました、O氏は



 「だろ?俺の目に狂いはないだろ」



 と言って笑いました。





                                            つづく