零細社長日記について某週刊誌の記者さまよりインタビューいただきました。

 

各方面からいろんなご意見も頂戴しています。へったくそな文章をお読みいただきありがとうございます。

 

さて、前回書いた「家賃交渉」の件について今日、ちょっとした事件がありましたのでお話します。

 

 

今日の午後、CBCテレビさんが事務所近くの居酒屋さんがランチ弁当を売っている様子を取材してました。

 

そこで同じ名古屋駅西エリアの某ビルオーナー社長とバッタリ遭遇し、新型コロナの経営への影響についてマスクをしたまま距離をとっての立ち話が始まりました。

 

「このあたりのビジネスホテルは売上7割減らしい、でもまだ3割稼働している、飲食店は8割~9割減だろうね。先ほどやっと愛知県から休業保障が出るニュースを見たが家賃60万の商売では焼け石に水、あとは融資に頼るしかないだろうね」

 

 

「あ、その話なんですが、ちょうど家賃減免について今議論してまして・・・・社長のところにはテナントさんから家賃減免のお願いとかあったりしますか?」

 

 

「あ、もうとっくに!こっちから値引きの持ちかけしてるよ」

 

 

「え?こっちから?社長から?賃料値引きの提案を?」

 

 

「うん、絶対苦しいはずだからね、若い経営者だと向こうから言いづらいだろうしね」

 

 

「どれくらいですか?」

 

 

「もちろんタダじゃない、とりあえず○○%引く、その後、終息が遅れてもっと苦しくなったらさらに〇〇%、そこから先は猶予期間の相談になる」

 

「店舗さんは?」

 

 

「あー、ちょっとびっくりしてたね、でも『頑張ります!』って言ってくれたからいいや」

 

 

「なんでご自分が損するようなことを?」

 

 

「中村君もよく知ってるとおり、ここは名古屋、中村区。良くも悪くも『都会の中の村』ほかの街より人と人との繋がりが強い。貸す方も、借りる方も同じ屋根の下で商売してることに変わりはない。尾張商人同士助け合わなかん」

 

 

「なるほど、時代が変わっても気質は変わらない?(ヨソ者に冷たい排他的な気質も・・・)」

 

 

「正直、やっぱり滞納して逃げられるとつらいからね、それもあるけど・・・」

 

 

 

 

 

 

決して自分の街だけが素晴らしいのだ!と美談にするつもりはないですが、上の話に脚色はしていません。事実です。

 

僕は名古屋も中村区も大好きです。

 

苦しいのはまだまだこれからです。残念ながらこの先人の心は荒んでいきます、こんなお話も最悪の結果で終わるかもしれません。

ひとつ知っていただきたいのは、どれほどAIが発達しても、SNSが便利になっても、最後は人対人

 

 

必ず味方はいます。こころの通ったお仕事を続けるためにも、日本の社長のみなさん、一緒に乗り越えましょう。

 

 

 

※デニーズが22時閉店ですので、追い出されます。おわり。