なるほど、これですね。

 

大阪のLIVEで「ナベプロから株を買い取ったので2次使用権のギャラが入る」(←ニュアンス違ってたらフェスティバルホールの方教えてください)と言ってたのは。

 

 

 

沢田研二「勝手にしやがれ」1977年日本レコード大賞受賞曲

 

平成・令和になっても多くのアーティストにカバーされたり、数々の番組で「未来に残したいカッコいい曲」として語り継がれている阿久悠作詞大野克夫作曲、日本レコード大賞歴代最高視聴率50.8%!!!ジュリーの代表曲のひとつ。

日本人の半分以上が見ていたってことですね。未来永劫抜かれない数字。すごい!

 

 

 

テレビ東京系列で放送された「3秒聴けば誰でもわかる名曲ベスト100」

ジュリーのとこだけチラっと見ようと思ったらほとんど見ちゃいました。

 

というわけで、今日は番組を、日本の歌謡界の歴史を沢田研二目線から見ていきたいと思います、ジュリーのファン以外にも昭和歌謡好きな方、お付き合いください。

 

 

 

 

 

 

 

 

(文中全て敬称略)

 

 

 

キャンディーズ「年下の男の子」

 

メンバー3人ともに絶対音感を持つという驚異の歌うまアイドルユニット。

「普通の女の子に戻りたい」と言って解散が発表され、1978年『ザ・ベストテン』に「微笑みがえし」で出演したとき、黒柳さんがジュリーに「あなたも解散の経験がおありでしたね、なにかアドバイスあったりしますか?」と質問しました。

 

僕はレコ大の授賞式では印象薄かったので、このとき初めて(ん?ジュリーってなんかグループに入ってたの?)とザ・タイガースを認知することになります。

 

スーちゃんはたしかNHKでジュリーと夫婦役を演じてましたかね?合掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジェリー藤尾「遠くへ行きたい」

 

そもそも沢田研二がジュリーと名乗ったきっかけはジュリーアンドリュースから来ていますが、「あと、ジェリー藤尾も好きだったから」となにかの取材で見た記憶があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

都はるみ「北の宿から」

 

1976年日本レコード大賞受賞曲

阿久悠強し!ですね~、この年ジュリーは「コバルトの季節の中で」「立ちどまるなふりむくな」があったのですが、例のアレがアレで自主的にお休みしてた時ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藤圭子「圭子の夢は夜ひらく」

 

いやあ、声が宇多田ヒカルにそっくりというか、一緒ですもんね(当たり前か・・)

この時代にR&Bがあればママも大成功してたってことですね~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美輪明宏「ヨイトマケの唄」

 

生まれてないのでリアルタイムでは知りません。

キャッチコピーが【神武以来の美少年】でしたけ?ご自分では元祖ビジュアル系とも言っておられました。

自叙伝「紫の履歴書」読みましたよ。

ご夫婦の家に住み込みしてるとき奥さんとHしてたら、旦那に踏み込まれて殺されると思ったら「俺も愛してたのに」と泣かれるくだり、最高でした。

また、三島由紀夫との恋愛関係にあったと読めるところもビックリしました。

昭和最強のBL世界観ですね。腐女子の皆さんにはおススメの一冊です。

 

ジュリーが出るまで「日本で最も美しい男性」であったことはまちがいないでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちあきなおみ「喝采」

 

1972年日本レコード大賞受賞曲、日本の歌謡曲で一番好きな1曲です。

ストーリーとメロディと声がこれほど完全な調和を成したうたって他に見当たりません。

 

そしてこの年の紅組歌合戦「喝采」に対して直前に白組が送り出したのが、なんと紅白初出場!沢田研二の「許されない愛」だったのです、喝采がトリじゃなかったんですね~

 

ど~でもいいのですが、本陣小学校の同じクラスに千秋ちゃんと直美ちゃんがいて二人は仲良しユニット組んでました。

 

ところで、ちあきなおみさんの映像見るたびに目を全く瞬きしていないのがめちゃくちゃ気になってまして、恐る恐る計ってみました。なんと!!

 

 

約1分23秒(手動)でした。

まばたきしないのは演出なんですかね?尋常な目じゃないですよ、いやあ全てが超越してます、素晴らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

尾崎紀世彦「また逢う日まで」1971年日本レコード大賞受賞曲

 

「喝采」と並んで個人的に最もすきな歌謡曲です。

 

実はこの曲、ザ・タイガースと同じ時代に活躍したGSのズー・ニー・ヴー「ひとりの悲しみ」(作詞は同じく阿久悠)がオリジナル。

一度だけその貴重な映像をテレビで見た(今ならyoutubeに落ちているかもですね)のですが、阿久悠の歌詞もかなり違ってて、アレンジも異なったものでした。

なにより、ボーカルの力量ともみ上げの濃さが違いすぎて、やはりヒット曲って歌詞と歌唱力(と、もみ上げ)って大事なんだよなぁと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

布施明「シクラメンのかほり」1975年日本レコード大賞受賞曲

 

この年、ジュリーは92万枚を売り上げた最大のヒット曲「時の過ぎゆくままに」だったんですが、なんで勝てなかったかなあ。当時の事情はわかりませんがね。いつもジュリーって歴史的なヒット曲とぶち当たるんですよね。でもそれを何年もずっと戦い続けてることが素晴らしいですね。

でもまあ、文句のつけようのない名曲には違いないし、なにより布施明って歌のうまい日本人男性歌手としてはジュリーと双璧じゃないですかね?あとは小田和正とか、松崎しげるくらいしか思い浮かばない(いや、このひとがあるでしょう!!ってご意見はコメント欄へm(__)m)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吉幾三「俺ら東京さいぐだ」

 

吉幾三はジュリーに楽曲提供してるんですよ。

1996年のアルバム『愛までまてない』に収録されている吉幾三作詞作曲「恋して破れて美しく」がそれ

失恋した泣き虫な妹を想う兄の気持ちを歌った曲で、歌詞だけ見るとド演歌なんですが白井良明アレンジでめっちゃくちゃカッコいいロックにちゃんと仕上がってます。

 

 

 

そして・・・

 

 

 

安全地帯「悲しみにさよなら」

 

元々井上陽水のバックバンドだったので『MISCAST』関連かと思いきや、また玉置浩二もジュリーに素晴らしい曲を提供しています。

90年代最高傑作といってもいいアルバム『愛までまてない』に収録されている「強いHEART」です。

 

 

 

作詞沢田研二 作曲玉置浩二のこの曲、自分的にはジュリー絶頂期のビロードボイスの声、イントロからミディアムテンポで入って歌詞に引き込まれます。

 

「プライド捨ててでも守るものがある」深い歌詞です。

 

 

ジャケットカッコいいでしょ?

あの早川タケジデザインです。ファンの間では「ピンクジュリー」とか呼ばれてます

 

ちなみに

 

 

HIDEじゃないです。どっちもカッコいいですが。

 

 

 

 

 

というわけで玉置浩二も吉幾三の曲も入ってて、超名曲「嘆きの天使」や2021年LIVEのオープニングを飾った「30th Anniversary Club Soda」シングルカットの「愛まで待てない」他、個人的に最も偉大な作詞家の覚和歌子さんが4曲も書き下ろしている贅沢なアルバム『愛までまてない』ぜひ聞いてくださいな!

 

 

 

 

 

 

 

 

西城秀樹、松山千春、郷ひろみ、チェッカーズ編へつづく・・・・・