このうな重は、

吉野家で食べました。

牛丼食べようと思ったけど、、

僕にとっては特別な吉野家。






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ここの吉野家は僕にとって、思い出深い、世界で一番美味い、吉野家です。


場所は、横浜市上大岡駅

吉野家。


高校卒業し

なんのツテもない

ただ、夢と自信だけを持って

青森からカバン1つで上京した最初の街が

上大岡駅だった。


僕のプロ格闘技生活を

スタートし一年過ごした街。


お金もなく、住ませて居候させてもらった、親戚のおじさんの四畳半に布団2つ川の字で寝させてもらった。

丸一年
友達は、この街には1人も出来なかった。

毎日、倉庫で朝からアルバイト

そして、電車に乗り

昼から夜中まで渋谷のジムまで移動しトレーニングに明け暮れた。

トレーニングだけが、寂しさを消してくれた。

毎日孤独だった。

たまにある休みは

ひたすら寝て、

たまに起きて

本屋さんで立ち読みした。


初めて小遣いを貯めて買った原付バイクで

渋谷のジムまで1時間半かけて行くのが楽しみだった、、

今考えると時間の無駄だけど、

電車より交通費が安かった、、


横浜から都内に向かう国道1号線が新鮮でたまらなかった、、。。



そんな、ある帰り道


大雨の中バイクで走って、、

トレーニングでクタクタで、、

お腹も空いていて、、

バイクのハンドルを握る手の指先が固まっていて、、

限界だったから

もう自分へのご褒美と

目に付いたのが、上大岡駅の吉野家だった。

外食でお金を使うなんてずっとしてこなくて。

今考えると

都会にいながら自給自足をしていたような気分だった。


五百円だけが財布に入っていて、、

バイクを停め

入った

吉野家。


500円で食べた
牛丼が
美味しくて。。あたたかくて。。

身体全体に沁み渡るあたたかさと美味しさで、、

一生忘れられない、、。


18才、、

卵の運送トラックをしていた
おじさんが持ってくる
冷蔵庫に入ってる卵とご飯とで毎日過ごしていた


部屋に帰り、少しでも音をさせると、隣から苦情が来るから静かに音楽を聴いて、、

卵とご飯を混ぜて食べて

爆睡する。

それが、毎日だった、、

ほんとにお金がなかった。


でも、それで良かった。

好きな事、好きな夢

それを毎日追いかけて過ごす日々に迷いはなかった。

18才の思い出と言われたら、、、


僕の黄金時代。

あの頃があるから
今の自分がいると思ってる。


あの時

寒くて、冷え切ってて

寒かった冬に

指先まで、あたたまった、、

あの牛丼が美味しくて。。


なので、、

たまたま上大岡を通ったので、、寄って食べました。



うな重だけど、、、、。

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特別な気持ちで食べました。。。。。





うな重だけど、、、。


思い出とともに、、、


今は
うな重三枚盛り、、、


美味しかった。