人として人に囲まれ人らしく

 生きていないと思う八月



吾が闇は線香花火に似ていると

 そう例える夏の暮れかな



これからは共に笑いて共に泣き

 共に疲れて共に眠ろう



好きになれそんな素敵なミサイルを

 発射する世に降る流れ星



淋しいと思うときには詩を詠み

 過ごしていたい八月の夜