前回ブログで認知行動療法を受けて初めて完全断薬に成功したとご報告いたしました。
ただ人と会う際にはやはり薬無しでは無理だろうなと思っていました。翌日友人と食事に出かける約束をしており、1錠で症状が出なかったから今日は0.5錠で行ってみるかなと思ったのですが、いやもしかして飲まなくてもいけるんじゃないだろうかと思い直し、症状が出たらトイレにでも駆け込んで薬を服用すればいいやと思い1錠も飲まずに外出しました。もちろん頭の中ではカウンセリングの際に提出するホームワークのネタ作りをしようという思惑がうごめいていたのですが、全く症状が出ずに食事と歓談を楽しんで帰ることができたのです。薬無しで友人と話しができるなんて能力が自分に残っていたなんて驚きと喜びでした。この成功体験もすぐに葬り去ってしてしまう為ブログに残しておきます。

友人と食事を楽しんだ後、就職の面談があり、ここはさすがにデパス2錠服用だなと思ったのですが、いけるかもと思いなおし1錠で挑みました。結果は滝のような汗と顔の硬直・引き攣りで大きな敗北感を抱えて帰ってきたのですが、それでも面談は無事終えることができたのだからと思いなおすことにしました。カウンセラーの方に、自分の失敗や成功を決めているのも全て自分の頭なんです、相手が決めているんじゃないんですよ!と言われたのを思い出し、自分の認知の再構築を図っています。

そんなこんなで、強い緊張場面がなければ薬を飲まなくていい状態にまで漕ぎ着けたのですが、なんといきなり就職が決まってしまい、来週月曜から出勤することになってしまいました。もちろん、まだまだ社会的な場面で薬に頼らずにやっていくのは困難です。なるべく少ない量ですむように頑張りながら認知行動療法を並行していかなければなりません。ここまでの努力を思うとかなり憂鬱です。