おはようございます。こまきです
今日は受診日。すでに病院です。
…が、今日は混んでる…朝から採血45人待ちだってさ
まっ、待ちますよ〜。
どうせ一日仕事だものね。
さて、先程採血室でおじいちゃんが怒鳴り声をあげていました。
どうやら採血が出来ず失敗された模様。
「痛いからやりたくない」
「俺は早く帰りたいんだ」
「痛いからイヤ」
うん。ごもっともです。
担当者変わってなだめすかして採血して…
「上手い人雇っとけ!みんなここには来ないぞ!」と悪態ついて歩いて行きました。。。
うーん。
難しい。
おじいちゃんの身になれば
・失敗された
・痛いの嫌だ
はあたりまえだし、
もし、いつも採血しにくいなら「わかってるだろ??」という気持ちもあるかもしれない。
待たされてイライラして。
痛い思いをして…
一方で採血担当の技師さんとしてみれば
・取りにくそうな人に当たったけど取らずにほかのスタッフには変われない(混んでるし)
・採血しないと!
みたいな気持ちが働くかもしれない。
でも、結果的には採血がうまくいかず、患者さん(おじいさん)は激怒
スタッフ交代。ってことになったわけで…
自分が健診センターに勤めてる時もやっぱり採血は一番トラブルになりやすかったように記憶しています。
血が取りにくい人、クレームを受けた歴がある方などは情報が入れてあって、スタッフはそれをみて対応をしていた。
病院には…ないのかな??とふと思った。
人数が違うといえばそこまでだし、個人の技術の差によるものも大きいからそういう対応はないのかな?とも思う。
一方で、採血室でよく聞くのが
「私…取りにくいんですよ…」と自己申告する人。
自覚があるし、今まで痛い思いをして来た分だけ自分の採血の部位を(採血しやすい部位)をわかっていて情報提供する人。
病院は、基本的に患者さんの意思で来るところ。
もうここには来ないぞ!とか病院にはかからないというのもまた自由。(家族や主治医とよく話し合わないとトラブルにはなると思うけど)
自己責任。
病院側もサービス業的な意識はまだまだ定着しないし、スタッフの個人差は大きい。
苦痛(痛い検査とかね)を伴う場であることを認識して患者に寄り添う気持ちは必要だと思うけど、患者に媚びへつらう必要もない。専門職だから。時に毅然としていないと。
要はね
歩み寄り。
思いやり だよ。
って思ったのです。
あっ、ちなみに怒鳴ってたおじいちゃん、自分の病気を勲章かのように「俺は◯◯なんだから」と言ってましたが…
そんな人たくさんいますからw
ここ病院だもの。
と思ったし、疾患名を聞いて実は「なるほどね」と思った私はまだまだ医療者側寄りの偏見があるのかも…とおもった
患者も医療者も…
まだまだ歩み寄りが足らない。
そんな今朝の風景でした。。。