新宿二丁目ママの脱税話 | 巷のはなし

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いちお、今日が確定申告の締切。
べつに過ぎたって申告できますけど、、、

新宿二丁目のおかまバーのママの脱税話があります。
本人から聞いた実話。

まず新宿二丁目の店構えは、イロイロあります。

いわゆるニューハーフが接客してショータイムがある店
料金10、000円~

ホモバー 
男性客のみの入店
料金1500円~ ショットアリ 二丁目はホモには優しい料金設定

レズバー
女性のみの入店
料金5000円~ 高い店が多い

女装バー  最近流行り始めた
女装子は結構昔からいたけど。

観光バー
これが、いわゆるゲイもノンケも気軽に混ざって飲める店
セット料金2000円~
ボトルキープがほとんどです。


↑  ↑  この観光バーのゲイのママのお話です。
脱税は14年くらい前の話ですが、まだ追徴税を払ってるという現実

この店は、二丁目では古い老舗
ママはもちろん男、男の格好をしてるじーさんです。ホモまっしぐらの
この店は、結構高めで、セット料金3000円で、ボトルは6000円、10000円とスナック並み
二丁目では高いです。
カラオケもなくママのトークだけ。
二丁目栄華時代は店を3軒経営、45リットルのゴミ袋に万札入れてたくらい、チップも売上もすごかったらしい。
数年間稼いだ金は、好みの若い男と海外旅行、ブランド品を買いあさり、高級マンション住まい。
もちろん確定申告なんてせず、使い放題、儲け放題。
オカマは虚栄心のカタマリのひとが多いから、同業者に見せびらかしたり自慢したり、、、、

そのうち、同業者が管轄税務署にチクリました。
税務署が、バイトのオカマが開店準備中にやってきて、そのオカマががベラベラしゃべり、裏帳簿を渡してしまう。
そして、徹底的に調べられ、追徴税がウン千万円(((o(*゚▽゚*)o)))
もちろん払えるわけないので、分割払い。
その頃は、二丁目の商売も厳しい時代に入っていた時だから、
お先真っ暗になり、安いぼろマンションに引っ越し、店も1軒だけににして、従業員も全員やめてもらい、
税金を払うためだけに働く日々の始まりです。

稼いだ大金は全部使うというラテン系タイプで、貯金もなく
もちろん借金ができる立場ではなく、一気にジリ貧になりまして
客から、たかり、金をむしる取るような営業に変わっていきました。

それでも、なんとか店は続け、そろそろ税金の分割も終わるらしい。
もうじき70歳

儲けていたとき無知で、年金も払ったことがないので、
年金ももらえず、老体に鞭打って店をやっていくしかないのです。

私もかつては常連でしたが、金の亡者で、ぼったくられてから、この店は終わりました。

客をお金としか見れないさみしい老オカマ、もっと人として接していれば人に優しくしてもらえるのにと思う人になってしまった。孤独死の可能性大の二丁目の長老です。

昔、売上を内緒で抜いて働いていた従業員も50代で全員病死という、因縁めいた話。

ね、お金の仕返しって恐いよね。

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