本質を閉じて
からだがかたく
なってると

見聞きしたことばの
一般的な概念
顕在意識の下での
狭義の概念のなかだけで
意味づけをしてるときがある


うつろいゆく感性

時空をこえて
流動しているそれ


どんなささいな
変哲のないまいにちのなかにも

目をひらいて
耳をひらいて
からだをひらいて

じぶんの意が、ただあったり

さなぎのなかの
どろどろみたいに

それは
無限に変わって
変わらなくて
変態する


ときどき
ぐにょぐにょのそれを
とりだして
てのひらにのせてみて
愛でては

だれかとカオスをわかちあいたくて
どうしようたまらないなあと

なったら
どうしようか考えて

おそるおそる
みせてみたり
ことばにしてみたり

わけわかんないといわれては
ひっこめて



とは、って
ことばにした途端

すごくうそくさい過去になっちゃったり



だから
そこをあまりにも的確に
音にのせられる
ことばのひとって

す~っとする