年末を行ったり来たり。もう時系列なんてあったもんじゃないけど…クリスマス前の休日に多摩を飛び出し西伊豆に行ってきました。
いや…正確には行く予定でした。
あ、今回は記憶がちょっとアレなので半分フィクションになっているかも。
天気予報も直前まで二転三転。とりあえず雨はなさそうだし、随分前から計画していたから決行ね!とはなったものの心配の種は暴風。
今回、走ろうとしている西伊豆スカイラインは達磨山から土肥峠までの尾根づたいに走る伊豆半島を代表するスカイライン。
尾根づたい=暴風nanoです。
だけど雨が降らないのなら悩んでいても仕方ないし…
この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となる。迷わず行けよ。行けばわかるさ…
バカヤロウ‼︎www
ありゃ?混じっちゃった。w
とにかく…あの御方の名言を胸に伊豆の地に降り立つと…
バイクを立てて置けないほどの暴風。www
…微妙な晴女様は我々の望み通り雨雲を消し去ってくれましたが、風までは面倒見てくれなかったようです。
とにかく来ちゃったんだし。とルートの再考が始まりました。事前に準備していたルートは伊豆村の駅を出発して下田街道沿いに南下、湯ヶ島から西伊豆スカイラインに入り北上して最後にチェレステカフェに行こうという欲張りルート。
ぴぉさん
暴風と林道どっちがいい?
山ぴさん
危険な程の暴風だから…
ぴぉさん
林道は…ちょっと登るけど。
普段からお山にばっかり登っている我々は迷うことなく暴風を避けて林道に避難する事を選択します。
ぴぉさんにアテンドしてもらい街中を6km程走ると少しずつ登り始めたところで一時停止。ウィンブレ脱ぐならここだよ?って…まだ若干寒いと思っていたら…
4.2km/平均勾配10.3%の激坂林道!…オワタ。www
全然ちょっとじゃない平均10%には瞬間的に20%を超える勾配も含まれておりいきなりの汗だく血反吐。_:(´ཀ`」 ∠):
路面は前日までの雨でウエット…そして季節は落ち葉の頃。濡れ落ち葉の激坂といえば、あっさり脚つきした子の権現の苦い記憶が蘇ります。
ここ…いいが育ちそうな場所ね。www
キノコは育てなくても『暴風から逃れる』という目的にはぴったり。…なんだけどもうちょっとマイルドな道なかったのかしら。とか言いながら登っていたら先行していたリンさんが写真を撮ってくれました。
おぉ!速そう。www
速そうに見えるだけで実際はのろのろなんだけどね。濡れ落ち葉に対向車までやってくる林道に四苦八苦しながらピーク手前の勾配が緩やかになっている場所で一旦合流待ち。
…ん?miocoさん?
逃げてるっ!www
この逃げは容認しちゃうと迷子の元だから呼び戻し改めて合流待ち。みんなであーでもないこーでもないといきなりの林道についてギャーギャー言って…
て、言っていたのはほとんど?全部?私なんだけど。
しかし…ただ激坂を登った訳ではなかったのです。全員合流して緩くなった勾配の道を進むと…
早くも絶景っ!\(^o^)/
スタートして約10km早くも富士山を拝む事が出来ました。知らずに登ってたどり着いたこの道は『富士見上通り』という道みたいです。この先にもっと見やすい公園があるようで歩いて移動すると…
ココからしばらく下って登り返して…また下り、スタートから23kmでコンビニ休憩。まだ23kmだというのにこの満足感はなんだろう?
ラックにバイクを掛けて日なたで補給をしながら次の目的地までのルート確認。
ランチ場所に予定していた浄蓮の滝観光センターはその後のルートも考えてキャンセルし、ルートを検討している時に候補に挙がっていた『東府や』さんでランチする事になりました。…暴風にやられたら元も子もないしね。
修善寺から下田街道沿いに南下して吉奈川沿いに登っていくと20km弱でお店に到着。お店の方に許可を得て入口の隅にバイクを止めさせてもらいます。
ランチはベーカリー、バーガーのセットや店内で販売しているパンを購入して足湯テラスでいただく感じ。到着が11時くらいだったので、まだ空いていて足湯の場所も確保。…私はインナーを捲り上げるのが面倒でテーブル席だったけど。
食べたのは『のピザ』と『グラタンパン』と…『洋梨のタルト』。さすがにデザートにはなかったわ。
一方、足湯組は完全にまったり。この日の気温は暖かかったし、足湯で足元ぽかぽかになったら…そうなるよね。
しかし12時が近くなると続々とお客さんが訪れ足湯待ちが発生しそうになりそうです。…順番だからそろそろ引き上げる?…ん?…んん?
kotashizu
どしたの?
カナクリさん
ん?ちょっと…
山ぴさん
ぴぉさんのふくらはぎがデカすぎて。www
ぴぉさん
…逞しいって言ってくれる?
kotashizu
あー、インナーが元に戻らないのね。それ笑えないわ。俺…自分でこうなりそうだと思って足湯止めたのよね。
準備出来ました?じゃあ行きましょうか?左?…一旦、修善寺まで戻るのだから右じゃないの?と思いながら登っていくと自動車の往来もほとんどないのんびりと登れるルート。
食後だからまったり話をしながら登るくらいでちょうどイイよね。
登板が終わると136号を下りながら北上。暴風は全く収まる気配は無いけれど…やっぱり達磨山レストハウスまで登って富士山と駿河湾が見たくて、またまた林道を登る事に。
これ…完全に『西伊豆スカイラインライド』ではなく、『伊豆林道巡り』だな。
Kotashizu
ぴぉさん…そのローターと同じくらいの外径のスプロケを試したかっただけじゃないの?
ぴぉさん
あ、これもうお試し済みだよ。www
コンビニ休憩を挟んで登りだしたのは山田川沿い。まったり登りながら先頭でぴぉさんと話をしていると後ろで不穏な動きが始まります。
miocoさん
ふぅ。
kotashizu
俺とぴぉさんの二枚使い!www
まさに肉の壁よね。w
miocoさん
『風除けは賢く使え』よね。
お互いをけん制しながら中々動き出さないなぁ。と思っていると同時に発射。バントゥーさんも行っちゃいました。…ホントみんな好きねぇ。
残りのみんなはさっきの林道よりも散乱した木の枝を避けながらポタクライム。…気を付けないと枝に隠れて石とか石とか…何だったら岩みたいな物まで落ちているから。
ちなみに。…ドンパチった2人がどうなったかというと。
山ぴさん
…プチ○ロ吐きそうになったわ。
だそうです。我々がアニキ達に峠でひと泡吹かすにはまだまだ時間が掛りそう。…私に至ってはいつまで経ってもひと泡吹かすなんて無理だな。
林道終わりでもう1km登ると達磨山レストハウスに到着。暴風にも負けず濡れ落ち葉の激坂にも負けず…やっぱりここも登って良かった。
レストハウスでデザートを食べたら時間の加減で泣く泣くチェレステカフェをキャンセルして帰路に。
帰りはどかーんと11km下り、その後12km程の平坦。最後まで暴風に悩まされたけど、無事にデポ地まで帰ってくる事が出来ました。
最後はデポさせて貰った村の駅で補給とお土産の高強度お買い物練。
THIS伊豆しいたけキャッチャーでしいたけをGET出来なかったり。
THIS伊豆しいたけバーガーが想像以上に美味かったり。
山ぴさんとmiocoさんのヘルメットがTHIS伊豆しいたけになったり。
カナクリさんがオチャメだった事を確信したり。
一日中暴風と激坂と…キノコにまみれ笑い転げたライドとなりました。
…伊豆には激坂と椎茸があったわ。
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