先週、ルセーヌでのイル・トロヴァトーレが終演しました。
というか、もう1週間が経ってしまった事のショックがでか過ぎる…。
ご来場頂きました皆さま、本当にありがとうございました。会場は大盛りあがりで本当によい公演になったと思います。


素敵なお店でした。
トロヴァトーレ自体はハイライトとかでもちょこちょことやっていて、全くの初めてではなかったのですが、今回はほぼ全曲。あとちょっとしたところを足すだけでマンリーコは全曲でした。それだけ内容はがっつりでした。

昔は名前を聞いただけで敬遠していた演目でしたが、イタリア留学以来こういった強い演目にも挑戦しています。例えば運命の力など。これはトナカイでのリサイタルではアリア、重唱を入れました。で、これと並行してやっていたのがリゴレットとルチア。リゴレットはテノールにとっての薬とも言われる演目でこれを常に歌えるフォームを守った上で様々な曲を演奏する。今年に入ってから有難いことにリゴレット、ルチアとほぼ全曲なハイライトをやらせていただきました。そして、今回トロヴァトーレ。最後まで歌い切る、ということに関しては全然不安はありませんでした。不安だったのは周りのキャストの方が本当に素晴らしい方々で「マンリーコだけちょっと残念だったね」となる事でした。
残念だったかよく歌えたかは会場の方々の判断ですが、僕としては今持てる力を出すことができたと思いました。精一杯歌いました。

本番の前にリハーサルがあったのですが、これがのんとほとんど通してのリハーサル!本番で疲れてしまわないようにリハーサルは最低限の声でやるのですが、今回は結構歌いました。ほとんど本番を2回通したような感じでした。トロヴァトーレを1日2回通すのはなかなか大変な筈だけど、不思議な事に大して疲れませんでした。これがレパートリーの合う合わないという話になるのでしょう。

ヴェルディの真髄とも言える「声」を必要とするこのオペラ。いつか大劇場で歌えるようになりたいですね。


そして、いつかまた、と思っていたらまたふたたびトロヴァトーレを歌う機会をいただきました!
また改めてお知らせします。


さぁ!これからはロシア語!!エウゲニー・オネーギンモードです。全然入ってこない!コツコツと本当にコツコツと頑張っています!こちらも全然ご来場ください!

チケットはこちら
rondine1120@gmail.com
松岡幸太まで!


via Tenore 松岡 幸太
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