先週、母方の祖父母のお墓参りに行きました。お墓は大分県の別府市にあります。最後にお墓参りしたのは10年ぐらい前です。
わたしは子どもの時代を大阪と和歌山で過ごしました。小学生ぐらいまでは祖父母に会いに別府へ年に一回ほど両親に連れて行ってもらいました。でも中学生になると交通費が高くなって、その頃から今までほとんど別府に行ったことがありません。
別府市には昔、巨大な大仏がありました。その大仏があるところから歩いて行ける距離に祖父母の家がありました。わたしは自分の生涯の中であの大仏を超える大きさのものを見たことがありません。
(調べてみると別府大仏は高さ24m、鎌倉大仏は11m、奈良東大寺の大仏は15mらしい)
大仏はその内部にも色々拝観できるものがあったようですが、わたしが小学生の時にはすでに老朽化が進んでいて内部を拝観できないように(たぶん縄のようなもの?で)柵をしていました。
でもある日、散歩をしていた父とわたしはその縄をくぐって大仏の内部に入ったのです。
で、大仏の内部はどうなっていたかというと、大仏の内部にも小さな仏像がたくさん並んでいました。ただ、内部拝観は中止になっていたので灯りがなく、中に進めば進むほど暗くなり、奥のほうは真っ暗でした。わたしはその暗闇を見るだけで足がすくみ、父に「もう帰ろう」と言ったのを覚えています。
父はもっと先の方まで進みたかったみたいでしたが、わたしはあの暗闇の中には入りたくなかったので「いったんおばあちゃんの家に戻り懐中電灯を借りてもう一度ここに来よう」と父に提案しました。そしてわたしと父は祖父母の家に戻り懐中電灯を借りようとしたら、その場にいた親戚に「大仏は老朽化が進んでいるから内部にはいるのは危ない」と止められ、それっきり大仏の内部に入ることはありませんでした。
大仏は平成元年(1989年)に解体され今は見ることができませんが、中学生になってからはほとんど別府に行ったことがないわたしにとっては、別府とはいえばあの大仏のことを真っ先に思い出します。
もう見ることができない大仏ですが、ぜひ「別府 大仏」というキーワードで検索してみてください。
さて、今回の大分の訪問では1日目はお墓参りに行き、翌日は高崎山に行ってから由布院を観光しました。
高崎山は野生の猿の群れを間近で見ることができる別府市の定番の観光地です。何度も行ったことがありますが、こんなに朝早くに行ったのは初めて。
9時半に到着。駐車場と高崎山方面に向かう歩道橋。ほとんど人がいませんでした。
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12時過ぎに由布市の塚原温泉に到着。
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日本三大薬湯の一つ。
車でないと行けないような気がする。バス停も近くになさそう。わたしは別府駅からレンタカーを借りて行きました。
わたしは大浴場で入浴しましたが、石鹸やシャンプーを使うことはできませんでした。この温泉に来る前にわたしたちはホテルで朝日を見るために朝風呂に入っていたので良かったと思いました。バスタオルも持参して行きました。鍵付きのロッカーもなかったので、貴重品は車の中に置いて行きました。温泉の温度は低めで、わたしにはちょうど良かったです。
この日は温泉の温度が低すぎて、露天風呂は中止になっていました。別府市と比べると塚原温泉周辺は寒かったです。紅葉も終わりを迎えていました。露天風呂のほかに貸切り風呂もあります。
お昼の2時頃、金鱗湖に到着。駐車場を探すのが大変だった。
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紅葉がちょうど見頃ろを迎えて綺麗でした。
ガチョウ?が湖から上がって来て散歩していた。近くに人間がいてても気にしないみたい。
その日、由布市で泊まったペンション。ペンションに泊まったのは初めてです。
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オーナーの方から「迷いませんでしたか?」と聞かれ……、「迷いました」と答えたわたしたち。日が高いうちに到着して良かった。日が暮れていたら、ペンションにつづくこの道を見落としていただろう。
↓共用スペースのラウンジ
この日の夕食。家庭的な味付けで美味しかったです。
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こちらは今回の旅で撮影した動画です。約4分の動画です。今は手軽に思い出を動画に残せて本当にいい時代ですね。別府の大仏も写真に撮っておきたかったなぁ。
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