廃道巡礼バスツアールート2やります!今度は伊豆! | トリブログ

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とにもかくにも道が好き。
廃道と隧道、地形図と運転を愛する石井あつこが廃道のことを綴るブログです。
たまに温泉や着物、日常の話もするかも。

前回の廃道巡礼バスツアールート1は30名を超えるお客様に来ていただきました。
ご好評を受け、ルート2が決定しました!!!

新潮講座のサイトですでに募集は始まっていますが、詳細が書いてないので、こちらでご紹介。

今回は11月26日(土)に伊豆に行くです!

東京を出発して高速利用。三島駅に立ち寄った後、
早めの昼食を沼津港付近でとります(自由昼食)*時間によっては別の場所になるかもしれません。
その後南下し、多比で下車。多比の旧隧道を見学しつつ、まずは口野隧道へ。
ここは地元の名士山田家が主導し、当時山越えしかなかった多比ー北江間間に穿たれた隧道です。とある理由で異形の姿となった隧道は必見です。(この隧道は水没しており通り抜けできません)
そして口野放水路と道路隧道が並ぶ圧巻の隧道の辻を歩き、バス乗車。三津港を通過し、三津坂隧道へ向かいます。
三津港は現在ラブライブの聖地としてにぎわっているようですが、昔は「しろばんば」に出てきた地名として知ってる方が多かったところかも。
三津坂隧道もその「しろばんば」に出てきました。あの有名な天城山隧道と同じ石工が携わったという隧道で、訪ねるのも簡単なのですが、資料が少なすぎるせいかマイナーな物件。しかし、その坑門の美しさは天城山隧道に勝るとも劣りません。
伊豆長岡周辺で休憩をとった後はいよいよ柏嶺隧道へ。
ここは天城山中の木材や伊豆石を伊東の港に運び、船で各地に運ぶのに利用されていた伊東街道の旧道で、明治時代に難所として知られていた柏峠直下に穿たれた隧道です。昭和30年代まで利用されていましたが、台風で東側が崩落し、廃道となってしまいました。今回はこの隧道の西側坑口へ。林道入り口からは徒歩で向かいます。明治の人の足跡をたどる小さなタイムトリップを楽しんで。
蝙蝠に威嚇されたら全行程終了です。
熱海駅経由で東京へ戻ります。


お申し込みは→→新潮講座←←こちらから


今回は行きに三島駅、帰りは熱海駅に立ち寄りますので、東京だけでなく中部・関西の方にも参加していただきやすいコースになっているかと思います。
また、東京の方が帰りは熱海でおりるというのも可能なはずなので、そのまま温泉旅に…というのも楽しそうです。

とにもかくにも、11月下旬の伊豆は例年であれば紅葉が綺麗な時期です。
美しい紅葉に包まれて、地形図を見ながら、土木遺産を訪ねる旅にでませんか?
皆様のご参加を心からお待ちしております。