旧稲又川橋の消失 | トリブログ

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とにもかくにも道が好き。
廃道と隧道、地形図と運転を愛する石井あつこが廃道のことを綴るブログです。
たまに温泉や着物、日常の話もするかも。

悪友のサイト「山さ行がねが」のこのレポートで存在を知った、落ちそうで落ちない旧稲又川橋。

 

いつからこの落ちそうで落ちない姿になったかはわからないが、いまの稲又川橋が昭和59年に竣功しお役ごめんとなってから、いままで落ちずにいた。

 

その橋が、なんと姿を消してしまった。

 

わたしがその事を知ったのは、Twitter上でどなたかのRTだった。

驚き、そして、なんとなく愛着を感じていた橋だったので、これはと思い現地に確かめに行ってきた。

場所はここ。

 

まずは在りし日の姿。これは2020年4月末に撮影したものだ。

大きく見えるのが、現在の稲又川橋。美しいワーレントラス。

それよりだいぶ河床に近い位置にある構造物、それが旧稲又川橋。

桁は半分しか残されていないのだが、その桁が

こんなんなのだ。落ちそう!

でも、ぎりぎり落ちてない!

とまぁ、こんな姿で数多の同好の士の心を鷲掴みにしていた稲又川橋・・・

 

・・・いまは

こう!

 

ない!どこにもいない!

思わず振り返った。なにもない。

 

おわかりだろうか。

堆砂が尋常じゃない。

 

 

ちょっと頑張って同ポジを狙ってみた。

こんなだ。掘れば出てくるかもしれない。

橋からの距離感は同じくらいか。でも堆砂がすごくて同じ高さになれない。

5メートル、いやもっと高くなっている。

 

桁はどうなっただろうか。

もしかしたら流されずにまだあるかもしれない。

そうであるなら、浚渫工事が進んだら、もしくは大雨などでいつかまた会えるかもしれない。

 

 

また会える日まで。ばいばい旧稲又川橋。

 

 

 

そうそう、山さ行がねがの管理人が書いた本がまたでたよ。

前回より2万キロ増えてさらに詳しく、さらに面白くなってる!