浪速乃弁慶・亀田大毅
偉大なボクサー。
ボクシングが決して好きではなかった大毅が世界チャンピオンになる。
このサクセスストーリー、
ここには色々なドラマがある。
俺の後を追い、17歳でプロデビューし、デビュー戦を衝撃の1R23秒でKO勝ちし、デビュー
そこから快進撃で、
当時18歳の若さで最年少記録がかかる中、世界戦に挑んだ。
あの試合は惜しくも敗れ、若さゆえの過ちで1年間のライセンス停止処分をされ、ブランクを作る事に…
そして1年後復帰し、
復帰後5連勝で2度目の世界戦へ。
この時でもまだ20歳の若さで世界戦をし、惜しくも僅差の判定で敗れた…
そして再戦で3度目の挑戦で、21歳の若さで悲願の世界チャンピオン
この時に大毅の夢が叶った。
そしてそこからも戦い続け、
フライ級王座を2度防衛し返上。
一つ階級を上げ、
2013年に2階級制覇を達成
あの大毅が凄い偉業を成し遂げ、
同時に世界初、三兄弟同時世界チャンピオンとなりギネス記録に。
その後統一戦で敗れ、
日本で試合が出来なくなり、
そんな中気持ちを入れ替え、
ボクシングと真摯に向き合った。
この時が後にも先にも、
大毅がボクシングの事を心から楽しんでやってた時やった。
でも神様のいたずらなんかな。
いきなり目が見えなくなり、
病院に行くと網膜剥離…
それもこの時にはすでに手遅れの段階で、視力は回復する事はなかった。
網膜剥離については、
また詳しく書かせてもらいます。
この時初めて、
大毅は俺に怖いって言った。
まず全身麻酔をし、手術をする事に対する恐怖、手術をして目が見えるようになるのか、手術は成功するのか、ほんまに怖かったんやなぁって思う。
「弁慶」大毅は今まで一回も怖いって言った事もなければ、チャンピオンになった時以外、涙を見た記憶もない。
そんな大毅が怖くて泣いてた。
ほんまに怖かったんやろなぁ。
それから手術を重ねること3回。
薄っすら見えるようになり、
大毅はもう一度リングに上がる。
俺の気持ちは辞めて欲しかったけど、大毅は強い意志でリングに上がり、もう一度試合をする形に。
結果的にこれが最後の試合となったが、最後までほんまによう頑張った。
最後は目が酷くなる可能性があるからあまりスパーリングも出来なく、満足のいく練習も出来ず、それでも何一つ言い訳をせず、「これが俺の実力、これが全てです」と。
漢、大毅。
この試合でもし勝ってたら次もやってたと思うし、失明してたかもって考えると、これからの人生の方が長いから、俺はこれで良かったと思う。
大毅は不器用で表現が下手で、誤解もされやすいけど、兄弟の中でも一番明るく、一番みんなから好かれる。
26歳とまだまだ若いけど、
誰も経験する事の出来ない、
色んな事を経験したボクシング人生。
世界2階級制覇チャンピオン、
「浪速乃弁慶」亀田大毅
大毅は色々な趣味があり、
色んな才能がある。
これからの大毅の方が楽しみ
今まで以上にもっと才能を発揮し、
もっと凄い事をやってくれそう
今はゆっくり休んで、今まで出来ひんかった事をいっぱいやって欲しいな。
お疲れさん
誰よりも一番のファンより