受験された方、お疲れ様でした。



問題未入手の為あまり情報がないのですが、租税法が難しかったとか…。


会計学(午後)のみ模範解答をザッと見たのですが、理論は比較的オーソドックスな問題が多かったのかなという気がしています。


その一方で退職給付会計が2年連続で出題されたり、リースの使用権モデル、ポイント引当金、2年目に入った資産除去債務etc…やはり改正論点やIFRS絡みの問題が多めに出題されているのかな、という印象です。


私自身は受験時代に実務動向に目をやる余裕が無かった訳ですが、これだけ顕著に傾向が表れている以上は受験レベルにおいても今後の動向に気を配る必要があるのかなと思います。


以前にも書いた気がしますが(もしかしたらtwitterでつぶやいただけかもしれません)、各社の短信や有報を見る事も受験対策の上で有効だと思います。


来年度は大きい所では消費税法の改正がありますので、この辺も要チェックと言えるかもしれません。


控除対象外税額については法人税法との絡みもありますので、概要をしっかり押さえましょう。


また、今年は出題されていないようですので監査報告書の様式変更や、比較情報という概念の導入についても注意が必要です。


退職給付会計の改正も来年度にズレ込む可能性がありますので、未認識差異の取扱いについては注意すべきだと思います。


とか言いつつ、適用時期の関係で来年度の試験範囲には入らないかもしれませんので、その辺りは各自ご確認頂ければ幸いです(予備校でもアナウンスがあると思います)。



何はともあれ、受験された方は済んだ事はサッサと忘れてまずは疲れを癒し、今後の就職活動に備えましょう。


来年以降の受験を目指される方は、解答速報等を入手して現時点でどの程度通用するか確認すると共に、自身のレベルをどこまで高めなければいけないのかを把握する良い機会として活用してくださいね!