今日も世界は美しい -689ページ目

ハッピーがバースデイ

今日は、友人の誕生日。



縁の下の力持ちで、努力家。
手を抜くのが下手で、誠実。
不器用で、真っ直ぐ。
忘れっぽいけれど、ごまかさない。
嘘が下手だけれど、真実を告げるのも下手。
自分が我慢してでも、誰かが苦しむ顔は見たくない。



よく知ってんだろ。
友達なんだ、君の。



この足の裏。




“不平等なモノトーン”




『君の生き様に似ているなぁ』



なんて思ったりする。
そりゃあ、素足で歩けば、汚れるさ。
それでも歩くのは、素敵なこと。
わざわざ靴を履くのも、わざわざ靴を脱ぐのも、ニンゲンしかしないこと。



やーい。ニンゲン。



いつか、仲間に入れてくれよな。
僕は、もう少しかかりそうだ。





なぁ、知っているか。



聖書。
創世記の出来事。



イヴが差し出した“善悪の知識の樹の実”を、アダムが、何故、食べたのか。



アダムは、知っていたんだよ。
食べてはならないと。
絶対に、食べてはならないと。
でも、アダムは、もう一つの事実にも気がついていた。



自分が、ソレを食べなければ、イヴは、1人ぼっちになってしまうってこと。



アダムは、自分の父に背いてでも、イヴを独りにしなかった。
それを選ぶことが、どうなるか、わかっていたのにね。



なぁ。
最高だろ、それって。


僕は今、何故かわからんが、涙が出てる。
多分、寝不足だなぁ。
走りすぎたかなぁ。
汗、たくさん出たしなぁ。



誕生日、おめでとさん。



君が、その素足で転ばないように。
僕は、祈る。
父に。