始まりの音

初めまして。
久我 未来です。
お見知り置きください。



去る、７月７日。
ＫＮＥＬＬ（ネル）
というバンドが始動しました。

構想、９年。
結成から、７年。
崩壊から、１年。
やっと、産声を上げました。

芝居の仕事をフェードアウトし、

アルバイトをしながら、ひたすら積み上げて来たバンドです。
少しの期待を裏切り、
たくさんの人を裏切り、
たった一人の家族である、母を悲しませた。
幾度も壊れ、再生させ、瓦解し、構築した。
そうして積み上げてきた“僕の総て”です。

共に歩めるメンバーに、出逢えました。
数少ない友人に、支えられました。
たくさんの人々に、力を与えて頂きました。
だからこそ、辿り着けました。
心から、ありがとう。
心から。

『一生かけても、返すからな！』



ＫＮＥＬＬ。
まだハイハイもできない子ですが、僕の最愛の子供。
もし、価値を感じて頂けましたら、どうか、可愛がってください。



今日は、僕の親友の命日です。
僕は今、彼の墓の前で、この記事を書いています。
残念ながら、この場所には、何も無い。
けれど、僕が座り込む場所が在る事に、きっと意味が有るのでしょうね。
今日で、１０年が経った。

彼が好きだった、ドクターペッパー。
彼が死んだ日に吸っていた、ハイライト。
２ヶ月前、無理矢理に仕上げた、作品。

たった今、確かに届けました。
彼が眠ってもいない場所に。



今日から描き始めた、このブログ。
“ネルのミク”とは、別の視点で描きます。
日々を記す、私的な手記。
ひっそりと、こっそりと。
できる限りそのまま、ハダカで。

僕に見えるのは、不平等なモノトーン。
世界は、限りなく、白い。