油の選び方 | 静岡県浜松市 便秘、過敏性腸症候群 腸セラピー kukka puutarha (クッカプータルハ)

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浜松市の腸もみサロン 腸セラピー kukka puutarha クッカプータルハの都甲です。







脂質の勉強をしましたが、アウトプットするのに時間がかかってしまいました。





先日いいところまで書いた文をうっかり消してしまって地団駄踏み、気を取り直すのに2日かかりました。笑




今日こそ書き上げます!





さて、今おうちにどんな油がありますか?




今日は難しいことは最小限にしてお伝えしたいと思います。
でも長くなると思います。





まず、避けたい油から。




油は体に入ってどう使われるかご存知ですか?




ひとつはエネルギー。
ミトコンドリアや電子伝達系でATPというエネルギーを作ります。




もうひとつは細胞膜。

私たちの体には37兆個の細胞があると言われています。


そのひとつひとつをグルッと守っているのが細胞膜です。
口にした油は細胞膜になります。





もうひとつはエイコサノイドというホルモンのような働きをする物質になります。
どんな油を選ぶかによっては炎症や痛みを起こしてしまうのはエイコサノイドによるもの。






で、この炎症を起こす物質に変わりやすいのがリノール酸(オメガ6)という脂肪酸です。




リノール酸が多い油は、紅花油、ひまわり油、大豆油、ごま油、米油など。
いわゆるサラダ油です。




一般的にスーパーで売っているサラダ油は、透明にする為に加熱処理してある為、ミネラルなどが含まれていませんし、トランス脂肪酸を含みます。





キャノーラ油はリノール酸よりオレイン酸の方が多いのですが、様々な害が出ているのが現状で、キャノーラ油に含まれる微量有害物質が問題なようなのでこちらも避けたいです。






加工食品に植物油脂と書いてあるものは、ほぼリノール酸の多い油だと思っていいでしょう。
市販のドレッシングや、外食、お惣菜、お弁当、ファストフードも注意したいですね。







このように、今の日本では、気をつけないとリノール酸が体に入ってきます。






リノール酸が悪なのではなく、摂りすぎると良くないんです。
リノール酸も体には必要な脂肪酸です。





ただ、気をつけないと摂り過ぎてしまうんですね。





極力摂らないくらいにしないといけません。







リノール酸によって炎症物質を作るのを邪魔してくれるのが、αリノレン酸(オメガ3)です。






亜麻仁油やエゴマ油、魚に含まれる油です。






普段リノール酸が多いなと思う方は是非亜麻仁油やエゴマ油を摂って下さい。(1日小さじ1〜2杯でOK)






その際はサラダにかけたり納豆に混ぜたり味噌汁に入れたり生で食べるのがオススメです。






オメガ3は酸化しやすいので良くない説もありますが、酸化した油は腸の中で分解や還元を受けて毒性のない状態で吸収されるか、そのまま排出されるそうなので、メリットの方が大きいとみていいと思います。






酸化しにくい油といえばオレイン酸(オメガ9)で、オリーブオイルに多く含まれます。






ただ、オリーブオイルもピンキリです。
化学精製されたものも多いので、ちょっと高いけれど、圧搾方で、手摘みのエキストラバージンをオススメします。





安かったら疑って下さい。





バターやラードなどの飽和脂肪酸も酸化しにくいので加熱に向いていますが、摂り過ぎは注意です。






さて、ここまで読んで、結局何使ったらいいの?
という方の為にまとめると、




加熱にはバターやラード(時々)、オリーブオイル(高いやつ)。





菜種油も圧搾方で抽出したものならオッケー。





生で摂ってリノール酸の害を減らすために、亜麻仁油やエゴマ油を1日小さじ1〜2杯。





って感じでしょうか。






これらの油を上手に使い分けるのがいいでしょう。
どんな油も摂り過ぎはよくないです。





お食事は、煮る、蒸す、茹でるなど油を使わない物も取り入れるといいですね。





それから、油は必ず遮光瓶に入ったものを選んで下さいね。





*以前、ココナッツオイルについて書きましたが、ココナッツオイルは前立腺肥大を改善する効果があるそうなので、成長段階の子供には性ホルモン作用が強いため、量に注意して下さいね。
ローチョコレートなどはココナッツオイルをたくさん使いますのでお子さんは食べ過ぎに注意です。