八月二十四日
此度も清正一代記を書する。
先の細川殿、立花殿の武録にも綴ってあった様に、昨日はとある場所に足を運んでおった。
公務の中身については、また後日。
唯一、言える事は、皆々も心浮き立つ戦であると言う事!
然るべき時に、改めて報せて参る。
何時の世も戦を良き方向へと進める基本は、兵法に則り奇をてらう事。
焦らず、絶好の機会を伺い、此処ぞ!と言う時に仕掛ける。
虚をつく事が肝心じゃ。
ふっふっふっ、知らぬ間に作戦は実行されておる!
左様っ!
此の武録を読んで内容が気になった其処の御主は、既に我が手の内で御座る。
案ずるな、後悔はさせぬ。
皆々は我等の作戦にいつでも参戦出来る様、確と戦支度を整えておくようにっ!!
披見、大儀であった。
履
道
応
乾
◎加藤肥後守清正