この内容は一読しておく価値があるな。
政府が叩けば叩くほど、隠したい不都合な事実であることが浮き彫りになる。

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鼻血は放射性物質を含んだミクロ合金などの粒子が鼻粘膜血管付着して起こる

先日私は鼻血問題について放射性物質が鼻粘膜血管へ付着して起こる旨書いた。
昨年8月Nature Publishing Groupによりイン ターネット上に無料で公開された論文(1)なので、誰かが鼻血との関連を結びつけてくれることを期待していた。ところが、いわゆる専門家、メディア関係者 などの不勉強は驚くべきことで、誰ひとり調べなかったようなので追加編を書く。

フ クイチから170km離れた気象研究所では、事故直後から大気中の浮遊塵を捕集し、走査型電子顕微鏡(SEM)、エネルギー分散型X線スペクトロメータ (EDS)で測定した。別に屋上のフィルター上の放射性物質をimaging plate (IP)を用いて、分布の可視化を行った。

最初の放射能プルームは3月14~15日に、次は20~21日に分かれて到来した。
1回目のプルームには直径数μm以下の多量の球状粒子が含まれていて、0.5μm以上の数を数えると空気1立方m当たり4200万個という膨大な数であった。<通常のヒトが1日に吸い込む空気の量は約20立方m> 球状粒子の成分は鉄 (融点1535℃、沸点2750℃)、亜鉛、セシウム(137,134を含む全体の5.5%) が主要な金属でそのほか塩素、マンガン(融点1244℃、沸点1962℃)、酸素などを含む合金だった。粒子の形状は表面も滑らかな球体であったことから気化した金属が固化したものと推定され、超高温状態であることが推測された。

このミクロ合金は不溶性であり、まさしく不滅のHot Particle である。
このミ クロ合金が生成されたことは半世紀以上前、単位熱量が生体内で均一に分散するという前提で樹立した被ばく影響理論(シーベルト)が物理面から問題視される 事態になったといえる。勿論、細胞膜のチャネルのメカニズムが解明された現在でもカリウムイオンとセシウムイオンを同一視する考えはおかしく、新たな被ば く理論の構築を急がなければならない。

しかし、2011.3.21の3号機格納庫爆発(未公認)が超高温爆発の最後であり、それ以降新たな球状合金物質の発生はない模様であることから、この粒子を含むプルームによる被ばくは極めて限定的な期間に限られていた。
但し、地表面に落下していた土埃が強風などで再度舞い上がり鼻血を起こすことはしばしば起こりえることであった。当時、放射性物質に無知であった私は3月25日強風で砂埃が飛ぶ中をテニスをして半世紀ぶりに鼻血を出した。しかし、その1回だけで、それ以降は鼻血を出したことはない。

このとき東日本各地に飛散した大量の放射性ミクロ合金は水に溶けることもなく、物理的半減期による減衰と地表面からの沈降あるいは流失による減弱しか考えられない。
従って、大坂市による福島の瓦礫焼却に伴う鼻血について、「大坂おかんの会」が調査したところ600人を超える鼻血報告があったので、このデータは無視すべきものではない。
確か北九州での瓦礫焼却時にも鼻血報道があったように記憶しているが大坂と同様瓦礫焼却により、放射性セシウムを含む合金あるいは単体の複合放射性物質の際飛散によってもたらされた
ものと考えている。
鼻粘膜血管の脆さにも個人差があるので、可溶化し分散する場合でも鼻血が出ることがチェルノブイリでも観察されているので、ミクロ合金だけが起こすわけでもないが、とてつもない放射性物質が塊として存在すれば局所的ダメージは大きくなると考えられる。

2011 年事故から45日経過後、つくば市の産総研でフクイチ由来の放射性物質を補集し、分析した結果(2)、硫酸化エアゾール体の大きさは0.5~0.6μmで あることを見つけた。フクイチから長期間空気中を浮遊してつくばにくるまでの間に起きたと思われるが、同様なことはチェルノブイリでも観察されていたよう に記憶している。

追加説明(5/18):原文表記を直訳すれば球状のセシウム を含んだ粒子となりますが、それでは金属の混合物というイメージと非常に強固な結合というイメージが得られないので勝手に合金と翻訳させてもらいました。 しかし、今朝読みなおしたところ、合金といってもミクロのレベルなのでミクロの修飾語を合金の前に付けミクロ合金とさせていただきました。

参考資料
1. Adachi. K. ほか; Emission of spherical cesium-bearing particles from an early stage of the Fukushima nuclear accident
http://www.nature.com/srep/2013/130830/srep02554/full/srep02554.html
2.Kaneyasu N ほか; Sulfate aerosol as a potential transport medium of radiocesium from the Fukushima nuclear accident.
Environ Sci Technol. 2012 Jun 5;46(11):5720-6. doi: 10.1021/es204667h. Epub 2012 May 10.