倶楽部クミシュラン主宰 皆川公美子です。
またすばらしい美術館に出会いました。
アットホームなのに、きちんとエッジがたった美術館。
こじんまりしているのに、楽しくてゆったりとそこにいたくなる
美術館。
軽井沢現代美術館にいきました。
「海を渡った画家たち」という、コンセプトで、海外で有名になった
日本の画家を扱っています。
【主な収蔵作家】
アイオー/荒川修作/イサムノグチ/今井俊満/上前智祐/岡本太郎/川俣正/木村忠太/草間彌生/桑山忠明/白髪一雄/菅木志雄/菅井汲/関根伸夫/高崎元尚/田中敦子/堂本尚郎/流政之/名坂有子/奈良美智/名和晃平/浜口陽三/東恩納裕一/藤田嗣治/前川強/間部学/南桂子/宮脇愛子/村上隆/元永定正/安田侃/ロッカクアヤコ
(HPより)
軽井沢駅から車で5分、高い木々に囲まれた傾斜のある道を進むと美術館のゲートが見えてきます。JRの保養施設であった建物を譲り受け全面的にリノベーションしています。軽井沢の自然の外光を取り入れたユニークな館内は、奥行50mのメイン展示室、2階企画展示室、ギャラリーに分かれており、ゆっくりと作品と向き合うことのできる空間となっております。
2階企画展示室では年2回の企画展を開催します。
海画廊では、「海を渡った画家たち」の足跡を追っております。20世紀初めのパリ、そしてニューヨークでさまざまな革新的な美術運動が起こり、その影響を受け、諸外国へ活動の拠点を求めた日本人アーティストは300人とも500人とも言われております。日本がまだ貧しかった当時、異国の地において、心血を注いでの制作が海外で高い評価を受けた画家たちには心動かされるものがあります。1917年に渡仏した藤田嗣治は、1930年代エコール・ド・パリの寵児となります。この成功期にフジタに続けとパリに渡った画家たち。そして、やがてパリからニューヨークヘと新しい美術運動の拠点が移っていきます。当館のコレクションは長きにわたりその双方で制作し、発表し続けながら、高い評価を受けながらも、日本に帰ることを忘れた画家たちの作品を中心に集めております。パリでは藤田嗣治、菅井汲、長谷川潔、木村忠太。ニューヨークでは草間彌生、荒川修作などが核になっております。一方、国内においても同じように革新的な美術運動を実践した画家たちも多く存在します。私たちは革新者として広く世界の美術運動に身を投じた画家たちの姿勢と洞察力に多くの事を学びながら「今」を表現できないかと考えております。
私どもの小さなコレクションは、「海を渡った画家たち」を中心とした作品でしかありませんが、日本から世界の美術運動に挑戦し続ける、新しい世代のアーティストたちのコレクションも加わりつつあり、いつの日にか同時代を生きた双方の画家たちの夢の対決が実現できればと思っております。
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