世界を救うのはやっぱりアートに違いない〜Glenn Gould Gathering by坂本龍一 | HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

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敏感、繊細、感受性の高いHSP(highly sensitive person)が、生まれ持った感性と強みを仕事に活かして生きていくことをサポート。
日本で最初にHSPとポリヴェーガル理論を結びつけ、生きづらさは自律神経系のケアで解消できることを説いている。

感性キッズ皆川公美子です。

 

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坂本龍一キュレーション、グレン・グールドgathering 生きててよかったレベルでした!

グレン・グールドはあちらに行ったら、

だれよりもまっさきに会いたい人で、

無人島持参ミュージックとして選外になったことはいまだかつて一度もないと思う、ほど、

恋するアーティストです❤️

(注:実際、地上でつきあったらこっちがボロボロになる人種かもだけどw)

 


キョージュ・プレゼンツのステージは、予想にたがわずピアノが2台とエレクトリック機材関係、そしてスクリーン。
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「場を表す音楽」はいつからこんなふうに未来へむいたのだろう。

ゴールドベルクバリエーションのモチーフがところどころにちりばめられていて、

同期したシンセ音がボトムを支える。そのうえに繊細なピアノの音。
スクリーンではモノが次元をこえて無になっていくような、映像が繰り返し流れていました。
この「モノ」たちがそのうち「人や人の記憶にならないといいな」と願った私の不安は、無残にも的中して、
後半は人が、スクリーンのなかで姿を消していく。
  

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こちらは2018年1月27日公開の映画。

坂本龍一

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https://gqjapan.jp/culture/bma/20170511/ryuichi-sakamoto-asynchronization

 

次元や時空というものをこのようにパラレルワールドとして表現するということが、
今やもう当たり前になっていて、
その質感のなかに身を沈めていると
自分がもうどこの時代のどこの場所にいるかわからなくなってしまうような感じです。
 
 
それにしても、キョージュじゃないもうひとりの若きピアニスト、
フランチェスコ・トリスターノの天才性にのけぞった!
&リズム感が超デジタルネイティブなことに驚いた!
グールドも相当デジタルなリズム感を生まれ持っていたアーティストだと思っていたけど、いやいや、
トリスターノのタイム感はもう世代がすんごく違いすぎるということを
思い知りました。速度の緩急を体感でやっていた時代はもう化石級で、

シーケンサーで計算した揺らぎをデジタル座標のうえで再現している、そういう演奏に感じました。
楽しみすぎて、売り場に突撃し(はいー、アナログ世代)トリスターノCD2枚買ってきました。
 
 
あ〜すごい空間だった。
生きててよかった。
「現代アートが好きだ!!!!!!!!!!」
 

 
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グレン・グールドはいわゆる奇人でした。
夏でもコートを着込み、
電話の向こうで相手が咳をすると
うつる!とばかりにソッコー電話を切ったという逸話もあります。
ピアノの椅子は極端に低く、
へたしたら胸のあたりにある鍵盤にむかって
呻きながら(歌いながら)ピアノを
超高速でひいていた。
 
 
社会の普通からいくと
とても普通の範疇にはいるとは言い難いかもしれません。
でも
本人にとっては世界はそういうふうに写っていた、
そのなかで本人はのびのびと自分を表現し
世界遺産にも匹敵するような(皆川判定w)作品を
作り続けていました。
 
天才とはそのようなもの。
でも天才生はどのお子様にもあるもの。
それを発見できるかできないか
信じるか信じないか。
 
それが最高にラクで楽しい子育てになるかどうかの
分かれ道、かも。