春ですね。

つくしは胞子を作り繁殖する胞子茎スギナは葉の役目で栄養を蓄える栄養茎。

つくしの後を追いかけて、スギナがすさまじい勢いで繁殖しますね。

我が家のコンクリートの隙間をぬって、繁殖しまくります。

ほおっておくと、夏にはコンクリートが見えなくなるんです。
つくしとスギナ

スギナは、有史以前のはるか昔、3億年前から生息しているそうです。

当時は草ではなく、大木だったといわれています。

繁殖力がすさまじく、痩せた酸性土壌を好むため、土壌のPHを示すバロメーターになっています。


スギナの生命力は、薬効も高く、シリカという成分は体内の傷や傷跡の組織が修復するのを助けます。

手術後、痔、月経過多などのときにティーとして飲むとよいといわれてきたそうです。

カリウムがカルシウムの吸収を促すため、爪を丈夫にしたり、パサパサの髪にツヤを与えます。

西洋ではホーステールという名で知られており、ハーブティーショップでも他のハーブと変わらぬ値段

店頭に並んでます。

しかし、あのスギナですよ!


利尿作用があり、毒素を体の外へ排出してくれ、昔から民間薬として使われてきました


うまく乾燥させ、焙煎させるとおいしいお茶になる。。。。。

(参考文献:和ハーブにほんのわすれもの/和ハーブ協会、

        ハーブティー事典/佐々木薫・池田書店)


という説明を読み、試してみましょう!!

早速我が家に雑草のごとく繁殖しているスギナを乾燥させてみました。


まずはペーパータオルにつつみ、500W20秒レンジでチン。

ひっくり返してさらに20秒チン。


ペーパータオルを開いてびっくり!!

生葉ではわからなかった、鮮度の高い緑茶のような香りがふんわりと漂います。




そのまま3日陰干しで放置しました。

カラッカラのスギナ茶の完成です!




熱湯をかけ、蓋して3分。

うっすらグリーンがかったお茶ができました!



うーん、スギナの量が足りなかったかな。薄いお味。

でもまずくはありませんよ~


もう少し研究して、6月に開催するハーブティー講座(ボランティア講師)で、

「このティーの正体はなんでしょう?」と質問してみようかしら~


余談:藤沢市長久保公園にはハーブ園があります。

ハーブ園の雑草取りのボランティアをしておりまして、年に数回ハーブやアロマの講座をやります。

毎年毎年ハーブ料理講座を開いておりましたが、今年はハーブティー講座をさせてもらいます。

私が去年、凝りに凝った、コーディアルや、夏に向けてのハーバルカフェ風に

おしゃれでお得な講座を目指していきます。

おかげさまで私が主催する講座は毎回予約開始当日で満員御礼となり、感謝しております。

みなさまのご期待以上のものを目指すべく、私自身もハーブやアロマの勉強をがんばります!



戻ります。

試飲いただいた後に、

まさか、あの、スギナとは思わないでしょうね~

ホーステールというとかっこよく聞こえますよね~


生で使う場合は、細かく刻み、肉や魚と一緒に熱を通します!

数年前に試してみましたが、ローズマリーのように使うとおいしくいただけました!



スギナ(別名 継ぐ菜 つぐな)

科名属名 トクサ科トクサ属 多年草

生薬名 モンケイ

採取時期 葉・根の繁茂期(4月~7月)

主要成分 アルカロイド、サポニン、タンニン、フラボノイド、シリカ、カリウム


スギナを食す・飲む場合の注意点

心臓、腎臓の機能不全の方は使用を避けましょう。

長期使用、子どもへの使用はやめましょう。