朗読劇 「空の村号」 | 真理のパフォマー 女優セラピストヒーラー くみちゃんのレッツらゴー。
11月9日  日曜日
登米祝祭劇場で上演される

朗読劇  「空の村号」
に出演します。


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小学5年の少年・空と小学4年の妹・海。
2人が暮らす福島県のとある山村。
水車が回る「日本の美しい里山ベストテン」にも選ばれたのどかな村を、東日本大震災後の福島第一原発事故の放射能が襲う。
情報が錯綜し政府や行政の対応が混乱するなか、喧嘩などしたことのなかった父ちゃんと母ちゃんが毎夜喧嘩し、一緒に村おこしをしてきた村長と泰造おじさんが二派に分かれて対立する。
放射能に脅え、事故の前に時間が戻れるなら大人にならなくても良いとまで思いつめる海。
空は、ドキュメンタリー映画監督・晶との出会いなどを通じて、絶望的な現実を受け入れながらも、希望を失うことなく顔をあげて生きる道筋をつかみとっていく。




私は、主人公の空君の役です。
まさか49歳にして小学5年生の役が回ってくるとは思いませんでしたが!


演出の太田久美子さんから台本を受け取り読んだ時、号泣でした。

原発事故によって空君一家が、そして仲良しの友達が、
離れ離れになって暮らさなければならなくなる、その理不尽な現実を。
生まれた時から、名前をつけて可愛がっている牛たちを、処分しなければならない、身を切られるような現実を。
淡々とそのまま描いている脚本に衝撃を受けました。


「原発反対!!」
という言葉は、一言も出てこない。
誰かを追い詰めたり、国を批判したりもしない。

普通の幸せな生活が、静かに壊れてゆくその瞬間を、現実を、
冷静にただただ提示している。


この脚本を書いた、篠原久美子さんの言葉

「ご縁のあったドキュメンタリー映画の監督に連れて行っていただき、村を訪れ、
村の人たちのお話しを伺って帰る新幹線の中で、
私はまるで体のどこかの機能が壊れてしまったかのように涙が止まらなくなりました。
都会の街を移動しながら、あの美しい村の苦悩と涙を作り出している街の明るさに、胸が締め付けられるようなやるせなさを感じた、あの日の痛み。
それを忘れることを拒否しようと思います。
時がたてば自然は忘れることを促しますが、そうしたらまた思い出そうと思います。
美しい山の、美しい村の、胸をかきむしられるような、痛みを。」




稽古のたびに、空君の台詞を言いながらマジ泣きしてしまいます。
鼻水をたらして。
これじゃあダメなんだ。
ちゃんと、伝えなければ。
言葉と、想いを。




小学生の子どもたちにも、観て欲しい。

電気を使ってる人、みんなに観て欲しい。

そして、一緒に考えよう。

これからのこと。





朗読劇  「空の村号」

11月9日 日曜日
登米祝祭劇場 小ホール
開場 14:00
開演 14:30
入場料  500円 (高校生以下無料)

出演
戸石みつる
長保めいみ
佐々木久美子
川熊美貴
松崎太郎
尾形美香
小野寺恵美子
中田和人


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