「ちひろのきもち」
無事終了いたしました。
足をお運びくださいましたたくさんの皆さま。
本当にありがとうございました❤️
「なみだくん」
の紙芝居の上演は、2回とも満席のお客様でした。
初めは1回公演のつもりだったので、2回にして良かった〜!
会場の中本誠司現代美術館。
中本さんを愛する方々が引き継ぎ、美術館として運営しています。
美術館になる前は、
「我々の家」
っていう名前だったんですって。
性別や国境、貧富の差、肩書き、
なにもかもを超えてみんなが集い、
みんながごはんを食べ、
みんなが寝泊まりできる、
そんな家にしたいという中本さんの想いだったそうです。
なんて素敵なのーー!!!
本当に居心地が良いの❤️
素敵な館長さんが淹れてくれるコーヒーが、とても美味しくて❤️
閑静な住宅街に忽然と現れる、ミニサグラダファミリアみたいな建物。
ここだけ日本じゃないみたい。
なにか、結界みたいなものがあって、
護られている感じ。
完全にボーダレスな、神聖な場所。
そして、ここには自由の風が吹いている。
中本誠司さんの精神が、今もリアルに、
確実に、息づいている。
そして、この美術館は音の響きが素晴らしく良いのです。
それは、楽器から音が出てるのではなく、
天上から音が降ってくるように、
まるで空間全体が鳴り響くように、
聞いている人の身体隅々にまで音が行き渡ります。
本当に素晴らしい。
今回の「なみだくん」のコーディネーターは、
仙台の舞踏家 小山朱鷺子さん。
小山先生と元子さんとわたくし。
「なみだくん」
の紙芝居を、千尋ちゃんの原画展とあわせて上演しよう!
って提案してくださったのも小山先生だし、
「くみちゃん!!すごい素敵なフルートの人と会ったわよ!!」
って、元子さんを発掘し紹介してくださったのも小山先生だし、
「なみだくん」
のパフォーマンスの中で、小さい子を3人くらい出して、
その子なりの「なみだ」を身体表現でやったら面白いわね、
って言ったのも小山先生。
ある日、小山先生から電話がきて、
「くみちゃん、私わかったの。
今回のなみだくんは、ちひろちゃんの絵本の世界にとどまらない。
私たち人間の、起源、ルーツ、存在そのものを呈示するパフォーマンスなのよ。
私たちが初めて流すなみだ、
それは生まれた瞬間に流す、真珠のようななみだなのよ。
母の胎内から離れ、愛するお母さんと別々になり、初めて流すなみだ。
私たちは、命が始まった時からずっと、この尊い儀式を経て、この世に現れる。
誰しもみな等しく、悲しみと愛のなみだを流して生まれてくるの。遠い先祖の血を繋いで未来に向かう出発ののろしを上げるなみだなのよ。
寺山修司の、大好きな言葉
なみだは、世界で一番小さな海である
という言葉から始めて、紙芝居をやったらどうかしら。」
と話してくださいました。
そう。
今回のパフォーマンスは、小山先生から始まった、小山先生の想いが詰まった公演でした。
誰よりもこの公演を楽しみにしてくださっていたのですが、
公演の3週間前にお怪我をして入院、手術となり、本番はいらっしゃれませんでした
(T-T)(T-T)(T-T)
でも、
この公演は必ず大成功する、
素晴らしい公演になる、
ってずっと言い続け、信じる強い気持ちを私に伝え続けてくださいました。
そして迎えた11月13日。
最高のお天気
綺麗に装丁された、なみだくんや、なみだくんのお友だちが、
お客様を待っていました。
ちひろちゃんと一緒に。
長くなったので、その2に続くーーっ
レッツらゴー。
11月19日
日立システムズホールでのイベントに、
日本の神様カードリーディングで参加します。