肌に塗るオイルはどうしてますか? | 暮らしに虹をかける会

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こんばんは、JPHMA認定ホメオパス藤崎です。


寒い季節、肌も乾燥しがちですが、皆さまどうケアされていますか?

保湿も、水分、油分とイロイロわかれますが、今回は、油分タイプ、肌に塗るオイルについてまとめてみたいと思います。


まず、大きくわけて私たちが油(オイル)と呼んでいるものには、脂肪・油類・ワックスがあります。合成のものには、炭化水素やシリコン、化学油類、ワックスなどがありますが、まずは天然ものの区別を詳しくみていきます。


アロマセラピーなどで言われるマッサージオイルとかキャリアオイルと呼ばれるものは、固定油とも呼ばれます。これは不揮発の性質を持ち、アルコールに溶けません。


常温で個体のものが脂(Fat)で、これはここ最近はやっているココナッツ油なんかがそれ。他にもカカオ脂やパーム油なんかもそうです。次に常温で液体のものが脂(Oil)です。ベーシックなオイルとしては、スィートアーモンド、アプリコットカーネル、グレープシードなどでしょうか。やや粘性が高いものとして、オリーブ、セサミ、ローズヒップ、小麦胚芽、アボカドなどがあります。その他カレンデュラやセントジョンズワートなどの滲出油と呼ばれるものもあります。植物の特定部位をキャリアオイルに漬けこみ、数日間陽射しにあてて、漬けこんだ植物の油溶性化合物が溶け出すことで、さらにその治療特性を持つことになったものです。さて、ここまで書いたものは、全て植物性油脂にあたりますが、対して動物性油脂として良く使われているものが、馬油。そして、ワックスもよく使用されています。有名なものとしては、植物性の液体ロウであるホホバオイル。植物性の固体ロウではカルバナロウやキャンデリラロウ、動物性の固体ロウでは有名なミツロウ、ラノリンなどがあります。


何を使用するかの選択としては、手に入りやすいということで限定されることもありますが、気を付けたいのはやはり製造法です。原材料はもちろんですが、精製法はチェックすべきところです。精製工程には、漂白による色素の除去が行われたり、逆に見た目の良さを増すために天然色素の添加が行われることもあります。保存期間を延長させるための合成酸化防止剤やビタミン、ミネラル類の代替物の添加。また有機溶剤が使われた場合はその溶剤の除去がされますが、1~2PPMは残留しているともいわれます。その他、遊離脂肪酸を除去しようと苛性ソーダを使用することもあります。気を付けたいのは、このような行程を行っていても、商品としては『天然』の油として合法的に表示されます。


また、スクワランやワセリンといったものも使われますが、こちらは鉱物油。分子量が大きく、汗腺や皮脂腺を塞いでしまいます。蓋をしてくれるので、保湿力は抜群ですが、同時に熱もこもり、乾燥が進むという場合もあります。また動物性のものと植物性のものを比べるとすれば、やはり植物性の方が分子量が小さいです。


肌に使用する際は、その他そのオイル自体が持つ特性から、季節によって変えるのはもちろん、先に書いたように、使用期間や使用部位、使用方法などによって、使い分けるのが賢明でしょうね。