親子の数だけドラマがある
でも、共通していることがある。
お母さんが気づくと、子どもが変わる
勇気
チャレンジ
越える決心
大人が子どもだった頃に持ち合わせていた、たくさんの希望自信疑わないまっすぐなチカラこういうものが、心の奥底で埃をかぶってしまっている。
子どもの様々な姿を通して、お母さんがどんどん、思い出していくそんなステキな物語を紡いでくれました
【もりねっこ物語 】SちゃんとM編
家から近くて親子参加、自然の中が好きな娘と、マインドフルネスを一緒に体感していける仲間を求めていた私、2人の理想にぴったりと合致した「もりねっこ」に入園したのは、娘が年長さんの7月のことでした。
年中さんの途中まで森のようちえんとは180度違う環境・方針の園に通っていましたが、娘が嫌がって行かなくなったのをきっかけに退園。
今思えば娘がというより私が、随分前から園の方針に違和感を感じていて、ずっと見て見ぬ振りしてやり過ごしていたところに、娘が辞めるきっかけをくれたのだと思います。
心の内と違うことをしていると歪みが生まれ、表面化し、問題に見えるような出来事となって目の前に現れてくるのだなと、その時感じたのを今でも強く覚えています。
「もりねっこ」に入園してからの娘は、恥ずかしがり屋で繊細なこともあり、しばらくは私と離れる時に泣いたりお散歩中も私の近くを離れなかったり。お友達や物事に対して嫌だなと感じることがあった時、泣くことはできてもお友達や大人にその感じた気持ちを伝えることは出来ませんでした
そんな娘を近くでいつも感じながら、私には何ができるのかな、とずっと考えていました。
そんな時もりねっこのママたちから、販売部(イベント出展を企画運営してくれるチーム)のディスプレイを担当してくれないかというお誘いを受けました。正直自分に何が出来るのかわからないけれど、「もりねっこ」や大人たちともっと深く関わっていきたいし、きっとそうなるべくしてここに来ている、という何故だかわからないけど確信めいたものがあったので、やりますと即答しました。
販売部や他のママたちとの交流が深まるにつれ、「もりねっこ」に行くことが自分ごとになり、自分自身がよりほどけていくのを感じていました
週一回通う予定だったのを週二回、風の精クラス(お預かりクラス)にも参加することを決めて、結局週三回(笑)がっつりとここに入ってみようと心を決めました。
それからというもの、娘はどんどん自分の感情を感じて、伝えられても伝えられなくても、いいこともわるいことも目一杯感じて体験して、日々を過ごすようになっていきました。
私が楽しめば楽しむほど、自分を開けば開くほど、娘も同じように変化していくのが手に取るように感じられました。
それは意識していた部分でもありますが、本を読んだり頭で考えたりしているだけでは分からなかっただろうし、自然の中で、親子共に安心できる仲間の中で日々を過ごしたからこそ得られた「実感」だったのだと思います。
娘は嫌なことがあった時、それを乗り越える術を彼女なりに学びました。兄弟のような仲間と心のままに楽しんで、時には喧嘩をして。自分の思いを伝え合って、また仲良く遊ぶ様をみて、ああ、ここに来てよかったなぁ、出会わせてくれてありがとうと心から今までの全てに感謝することができました。
元々小さい子が好きでとても優しい娘ですが、よい部分はそのままに、だけど少しだけたくましく強くなりました。
私も娘と同じで、人に見せたくなかったようなそのまんまの私を全てさらけ出しても受け止めてくれる仲間に出会えたことで、心の奥深くが動き出し、やりたいことやこれからやってみたいことがより明確になりました
また、問題に思える事柄を環境や誰かのせいにするのではなく、物事やその捉え方はいつも自分で決めることができるし、母が自分で決める在り方を選択しつづければ、子どもはきっと自分の人生をありのままに豊かに生きることができるのだ、ということも肝で分かったような気がしています。
この3月で親子共に「もりねっこ」を卒園しましたが、ここはずっと私達親子のホームです。「もりねっこ」のスタッフや母達の眼差しは、楽しいも嬉しいも、悲しいも辛いも、全てを包んで見守ってくれるような、温かくもがっちりとした力強い愛情に溢れています。いつでも帰ってこれる場所や仲間がいること。私が見つけた一番の宝物です
そしてこれからもここで、母と子がともに育ちあう姿を見守りながら、より多くの母と子に大丈夫と安心を伝えていきたいなと思っています。
2018年度卒園児 保護者M
嬉しいなぁ
泣けるなぁ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
現場では日々、おひとりおひとり親子の状況を感じて、話して、答えもないけどそれぞれの心と向き合っています。
親子で同じ空間にいながらも、それぞれが安心して別のことをし、子どもも困れば、たくさんいる大人に頼る
そんな、リアルに実践する時間です。
Mさんありがとう