今回は僕の以前の記事、エレクトリック・ピアノシリーズ、

http://ameblo.jp/kuribo-hajime/entry-10363560128.html

の番外編です。しかし取り上げるのはエレクトリック・キーボードですが、ピアノではありません。ハーモニカで有名なホーナー(Hohner)社のクラヴィネット(Clavinet)です。

リズミックに弾くと、とてもかっこ良く、もう独特の味がありますね。もちろん鍵盤楽器なので音階を付けて弾くものですが、リズム楽器としての役割を担わせると、もう最高です!今日は同じ曲を二つ並べました。こんな風に弾いてみたいですねー。今はシンセサイザーのプリセット音にたいていあるので、本物を使うことは少なくなってきているように思いますが、エレクトリック・ピアノ同様、本当の発音機構を有しているこの楽器、特にプレイヤーにとっては、きっとシンセでは代換えできない魅力を持っていると思います。

Hohner Clavinet(ホーナー・クラヴィネット(又はクラビネット))
鍵盤楽器のクラヴィコードに、ギターなどで用いる電気ピックアップで音を拾い、ボリュームやトーンなどによる電気的加工を可能にしたもの。メカニズムはクラヴィコードよりも簡略化されている。クラヴィコードでは鍵盤に連動したタンジェントが弦を突き上げて発音するが、クラビネットでは鍵盤の下に棒(ハンマー。先端に硬質ゴム製のチップがついている)が突き出ており、これが押鍵により直接弦を金属フレーム(通称「ハープ」)に叩き付けて発音する(弦はハンマーチップとフレームに挟まれているため、クラヴィコードと異なりビブラートは不可能)。鍵盤を戻すと、弦の端に巻き付けられた毛糸によって弦振動が抑制され、音が止まる。
音色は最も発展したD6の場合、ブリリアント/トレブル/ミディアム/ソフトの4種類と、2つのピックアップの位相スイッチを組み合わせて作ることが出来る。また、弦の振動を抑制するミュートレバーが付いており、減衰の早い音色も作成可能。
(以上ウィキペディアより抜粋)


今回ご紹介する映像はStevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)の「Superstition」(迷信)です。

最初の映像は1973年頃の映像と思われます。とてもファンキーですねぇ。スティーヴィーが弾いている白いのがクラヴィネットです。どうですか?踊りだしたくなりませんか?

次の映像も同じStevie Wonderの「Superstition」ですが、2009年の映像。しかもJeff Beck(ジェフ・ベック)がギターでゲスト出演。スティーヴィーが使用しているクラヴィネットは、一般的にイメージされている木目調のものです。

ではでは、お楽しみ下さい!


Stevie Wonder 「Superstition」 1973年頃


Stevie Wonder 「Superstition」 Guest:Jeff Beck 2009年