毎日人間が12メートルの高さから火に巻かれながら飛び降りるのを見る職場でした。
もう2ヶ月前ですね。
3年近く勤めていた職場から離れました。
お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが
某西のテーマパークの中で、水上ショーに関わっていました。
そう、飛行機が飛んでくることで有名なあのショーです。
毎日、誇りを持って働いていました。大好きでした。今も大好きです。
でも、それでも辞めることを決意するくらい悲しい、悔しいことがありました。
どう頑張っても譲れなかったんです。
あのショーは世界の水上ショーの中でも群を抜いて危険なショーです。
キャストは体力を奪われる水の中で、春夏秋冬、ゲストに最高を届ける為に尽力を出しきります。
そして出しきり過ぎて怪我をしてしまいます。
それがないように、守る仕事をしていました。
キャストが怪我をしないように危ないところは補修して補強して、体調が悪そうだったら声をかけて。
彼らが乗り込む船もジェットスキーもコスチュームも、怪しいと思ったらメンテナンス依頼をかけて
扱う銃もプロップスもショーセット内外すべて、総てをメンテナンスして
彼らが如何に気持ちよく仕事が出きるかを考えながらサポートをする役割でした。
彼らは毎日命懸けでスタントやアクションをしています。
そしてそれのサポートをするのも私の役割でした。
一歩間違えれば誰かが死ぬような現場に、毎日いました。何度もあぶない瞬間をみてきました。
一番上に書いたように、毎日人間がほぼ12メートルの高さから火に巻かれながら飛び降りるのを見る職場でした。
12メートル。
だいたい一般的なビルの5階、6階相当です。
人間がギリギリ死ぬか死なないか。といった高さだそうです。
いつからかショー前と、飛び降りる前に祈るようになっていました。
「誰も怪我せず無事に終わりますように」
「怪我しませんように、成功しますように、死にませんように」
死にませんように。
元々キツい言葉を平気で言う人間だったのですが
誰にも「死ね」と言わなくなりました。
まだキツい言葉は言ってしまうけど、死ねとは、言わなくなりました。
でも、言われてしまいました。
言わせてしまいました。
どんな思いで言ったかはわかりませんがものすごく悲しくって悔しくって心が痛みました。
「人の命を預かる場所で、死ねと簡単に言ってしまう人間と一緒に、人の命を預かれない」
そう思ってしまいました。
一度心に思ってしまって、口に出してしまった言葉って簡単に変えられないとあたしは思っています。
上辺だけで「ごめんなさい」と言われてもあたしの気持ちは「いやだなぁ、死ねって思われてるしなぁ」って感じでどんどんどんどん良くない方に考えていってしまっていて。
家族には「人間関係が嫌になって」と言いました。
嘘はついていません。本当でもないですけど。
なんだかまとまらないけれど
一緒に命を預かる筈の人間が信用も信頼も出来なくなったので辞めてきました。
この選択は間違っていたかもしれません。
でも、耐えられなかったんです。
誰に言うわけでもありませんが、ごめんなさい。
だらだらと書きましたが、これがあたしが元の職場を辞めた理由です。
どこかに書いておかないとやっぱり気持ちの整理がつかなくって(笑)
大好きだったなぁ。大好きだなぁ。と、未だに連絡をくれる仲間に感激しています。
あんなに楽しい仕事も、楽しい職場もきっとどこにもない。と言い切れます。
楽しいばかりではなく、しんどいことや、辛いこともありました。怒ることもいっぱいありました。
でも、それでもあのショーに関わっていたことが私の人生の中で一番の誇りです。
それではくろでした。
次の記事からはまた普段の調子に戻っていますよ!
もう2ヶ月前ですね。
3年近く勤めていた職場から離れました。
お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが
某西のテーマパークの中で、水上ショーに関わっていました。
そう、飛行機が飛んでくることで有名なあのショーです。
毎日、誇りを持って働いていました。大好きでした。今も大好きです。
でも、それでも辞めることを決意するくらい悲しい、悔しいことがありました。
どう頑張っても譲れなかったんです。
あのショーは世界の水上ショーの中でも群を抜いて危険なショーです。
キャストは体力を奪われる水の中で、春夏秋冬、ゲストに最高を届ける為に尽力を出しきります。
そして出しきり過ぎて怪我をしてしまいます。
それがないように、守る仕事をしていました。
キャストが怪我をしないように危ないところは補修して補強して、体調が悪そうだったら声をかけて。
彼らが乗り込む船もジェットスキーもコスチュームも、怪しいと思ったらメンテナンス依頼をかけて
扱う銃もプロップスもショーセット内外すべて、総てをメンテナンスして
彼らが如何に気持ちよく仕事が出きるかを考えながらサポートをする役割でした。
彼らは毎日命懸けでスタントやアクションをしています。
そしてそれのサポートをするのも私の役割でした。
一歩間違えれば誰かが死ぬような現場に、毎日いました。何度もあぶない瞬間をみてきました。
一番上に書いたように、毎日人間がほぼ12メートルの高さから火に巻かれながら飛び降りるのを見る職場でした。
12メートル。
だいたい一般的なビルの5階、6階相当です。
人間がギリギリ死ぬか死なないか。といった高さだそうです。
いつからかショー前と、飛び降りる前に祈るようになっていました。
「誰も怪我せず無事に終わりますように」
「怪我しませんように、成功しますように、死にませんように」
死にませんように。
元々キツい言葉を平気で言う人間だったのですが
誰にも「死ね」と言わなくなりました。
まだキツい言葉は言ってしまうけど、死ねとは、言わなくなりました。
でも、言われてしまいました。
言わせてしまいました。
どんな思いで言ったかはわかりませんがものすごく悲しくって悔しくって心が痛みました。
「人の命を預かる場所で、死ねと簡単に言ってしまう人間と一緒に、人の命を預かれない」
そう思ってしまいました。
一度心に思ってしまって、口に出してしまった言葉って簡単に変えられないとあたしは思っています。
上辺だけで「ごめんなさい」と言われてもあたしの気持ちは「いやだなぁ、死ねって思われてるしなぁ」って感じでどんどんどんどん良くない方に考えていってしまっていて。
家族には「人間関係が嫌になって」と言いました。
嘘はついていません。本当でもないですけど。
なんだかまとまらないけれど
一緒に命を預かる筈の人間が信用も信頼も出来なくなったので辞めてきました。
この選択は間違っていたかもしれません。
でも、耐えられなかったんです。
誰に言うわけでもありませんが、ごめんなさい。
だらだらと書きましたが、これがあたしが元の職場を辞めた理由です。
どこかに書いておかないとやっぱり気持ちの整理がつかなくって(笑)
大好きだったなぁ。大好きだなぁ。と、未だに連絡をくれる仲間に感激しています。
あんなに楽しい仕事も、楽しい職場もきっとどこにもない。と言い切れます。
楽しいばかりではなく、しんどいことや、辛いこともありました。怒ることもいっぱいありました。
でも、それでもあのショーに関わっていたことが私の人生の中で一番の誇りです。
それではくろでした。
次の記事からはまた普段の調子に戻っていますよ!