わたしの家から駅までの道沿いにはひとつこじんまりとした公園がある。
ベンチとほんの少しの遊具と公衆トイレくらいの小さい小さい公園がある。

小さい小さい公園だけど、近くに学校もあったり割と人がたくさんいる場所なだけあって
通りすがると割といろんなことが起きてる。



わたしはその公園の中のベンチでアイスキャンデーをカジカジするのが割と"お気に入り"で、実は昨日の朝もその公園のベンチに座って台本を読みながらアイスキャンデーをカジカジしてた。



そしたら、ちいさな男の子とそのお母さんがおてて繋いでやってきて隣のベンチに2人で座った。
お母さんはアイスキャンデーを持ってた。
わたしと同じやつ

お、おそろいだ、

って思って少しみてたら男の子が泣いていた!
しくしく泣いてて、お母さんはアイスキャンデーを男の子に渡してた。
泣き止ませたかったんだなぁと思いながら見ていたらお母さんが男の子にこんなことをおはなししていた。



「今とっても"悲しいさん"でしょう?

ママもさっき"悲しいさん"に会っちゃったんだけどさ、強い"悲しいさん"に会うといいこともあるだよ。

知ってる?
"悲しいさん"と"うれしいさん"とか"楽しいさん"って真逆って感じでしょう?

ママも"うれしいさんや楽しいさん"の方が好きだよ。
大好きだけど、"うれしいさんと楽しいさん"だけだと"しあわせさん"がおっきくなれないんだよ〜。

パパがよくおうちで突然しあわせだなぁ〜っていうでしょ?
すごく突然に。
あれはパパが◯◯くんとかママよりももっと大きくてギャーってなっちゃうほどの"悲しいさん"に会ったことがあるからなんだと思うのね、


ママはパパのそういう、突然しあわせだなぁ〜って言っちゃうところが大好きなの。


今日はたくさん"悲しいさん"に会ったからたぶん◯◯くんの中の"しあわせさん"は今日とっても大きくなったと思うよ?
"悲しいさん"や"うれしいさん"、"楽しいさん"はこんにちはってやってきてバイバイってするけど、
"しあわせさん"はずっと◯◯くんの中に隠れててある時突然現れるんだよ〜。


次に会えるのが楽しみだね〜」



男の子はいつのまにか泣き止んでいて
わたしはいつのまにか泣いていて
台本で顔を隠しながら2人が帰っていくのを見送ったのでした。


お母さん、お話し上手だったなぁ
もともと保育士さんとかだったのかなぁとか
いろんなこと思いつつ、
自分だけの宝物にするかブログに書いてみんなと共有するか悩んで、みんなにお話しすることにしました。

だって、あまりにも素敵だったから。



なんかあったらわたしも、その感情たちとの出会いを通してわたしの中の"しあわせさん"がすくすく成長しているのだと思うことにしようって思いました。









今日もいい天気!
ステキな休日になりますように。