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ミニかに玉もどき。


稽古期間中やそのほかでも
たまにお弁当を作るとき、いつも
何かしら遊びたくなります。
キャラ弁とまではいかないけど
こうやってお弁当箱の主を
召喚させてみたりとか。笑


私は小学校~高校までずっと
給食ではなくお弁当でした。

高校は芸事を学べるところで
好きなだけ授業を選択できたので、
8時から朝練やって
1日大体9コマくらい授業受けて
授業が全コマ終わったら
学校が閉まるギリギリまで練習して
学校をでたら皆で寄り道して
ミーティングしたり駄弁っていたり…
そして23時頃家に着いて、
お風呂に入ったら即寝る。
日によっては玄関で寝落ちたり
お風呂で沈んだり。笑

と主にこういう生活を送っていたので
高校生になってもお弁当は
母が作ってくれていました。

自分で作るとやっぱり
12年間毎朝お弁当作るって
すごいよなあと感じます。

母のお弁当には絶対に
たまごやきが入っていて、
フタをぱかっと開けると
いつも黄色が見えました。
その毎日の"ぱかっ"が影響して

「お弁当=たまごやき」
(しょっぱいか甘いかはその日次第)

という絶対的ルールが
自分の中にあるのです(  •ω• )

自分でも絶対にたまごやきを
焼くけれど、なぜか
あの味にはならないんだなあ…

不思議です。
たまーにとても食べたくなって
焼いてもらいます。笑

母は偉大ですなあ。



よく、料理と芝居は似ている、
という話を聞きますが
確かになあ、と感じます。

脚本は大切なレシピ
演出は火加減や盛り付け、味見をして
役者は材料であり調味料
店内の照明や流れる音楽も重要。
お出迎えやお見送りだって大切。
劇場、劇団はレストラン。
そんなイメージ。

圧倒的にちがうのは、
"食"は絶対的なもので
"芝居"は絶対的ではないということ。

つまり、なくても死なないし
おいしくなければ好んでは
食べなくなってしまいます

だからこそ、おいしくて、
また食べたい。今度は違うメニューも食べてみたい。と思うものを提供しなければいけない(時には敢えて所謂「ゲテモノ」と呼ばれるものも出してみたりもするけれど)し、いい材料になれる役者でいなければ腐ってしまう。


お客さんの「おいしかった」
の顔を見るためにできること。
たくさん。

お鍋の中で煮えながら
かんがえます。ぐつぐつ。


☆次回出演☆

T-Riot
『プリゾナー・アンドロメダ』
5月23日~31日

詳細はこちらの記事にて!




くるみ