英国 総選挙結果 | KUUTV(くーてぃーびー)

KUUTV(くーてぃーびー)

くうのにゅーすどうがのかきおこしをよういしたわよ。
ほぼまいにちとどけてあげるわ。

4月9日に扱った「英国の総選挙」。
5月7日に投開票が行われ、保守党が過半数を超える議席を獲得しました。

今日はこの選挙結果について、みていこうと思います。


議会下院の議席数は、定数650席で、5年に一度選挙が行われます。

今回、圧勝したキャメロン党首率いる保守党は、この定数650席のうち、331議席を獲得し、最大野党・労働党に大差で勝利しました。

キャメロン首相は、2期目に突入する宣言を出しました。


事前予測では、過半数に届く政党はなく、「二大政党制の終えん」とまで言われていました。

また、4月9日のコラムで扱ったように、小政党が躍進するとも言われていました。


しかし結局、有権者は、現政権の継続を選びました。
なぜでしょう。

様々な分析がされていますが、ひとつは、経済運営の成功にあったようです。

緊縮財政に取り組みつつ、法人税は引き下げ、ビジネスを後押ししたことや、それにより、GDP成長率が先進7ヶ国の中で、最も高かったことなどが挙げられています。


保守党は今回の選挙で、主にこんな公約を掲げていました。

・2017年までに、EU離脱を問う国民投票を実施する。

・構造的な財政赤字を2017年までに削減する。

・2018年までに、財政黒字を達成する。


このような公約でした。

今後焦点になるのは、最初に挙げた「EU離脱を問う国民投票」です。

キャメロン首相個人は、EU残留を望んでいるとも報じられていますが、反EU機運は、英国内で根強く、予断を許しません。


最後に、4月9日のコラムで扱った小政党の選挙結果です。

スコットランドからの独立を掲げる、スコットランド民族党は、現在の6議席から56議席と、大幅に議席数を増やしました。
大躍進です。

EUからの離脱を主張している、英国独立党は伸び悩み、1議席の獲得にとどまりました。


どの国も、小政党はなかなか運営が難しいようですが、それでも、スコットランド民族党の躍進は、すごいものがあります。

一体これは、何を意味しているのでしょうか。

無視できない結果のように感じます。