南シナ海で、埋め立て合戦が激化しています。
今日はこの話題です。
南シナ海は、中国とフィリピン、ベトナムがその領有権を争っており、解決のめどが立っていません。
そんな南シナ海でいま、各国が土地の埋め立てや、建造物の建設を競い合っています。
最近わかったのは、中国が南シナ海ファイアリークロス礁・スビ礁というところに、大規模な埋め立てをしていることでした。
あまりに大規模に埋め立てたため、その名前が、「永暑島」と、島に変わってしまったそうです。
このような動きに反発したベトナムは、南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島の2ヶ所で埋め立て工事を進め、塹壕(ざんごう)や銃座など、軍事施設を新設したそうです。
またフィリピンも、南沙諸島パグアサ島という、実効支配している島の滑走路を、改修工事することに決めました。
もともと1970年代からこの島に滑走路を保有しているそうですが、これを改修します。
反発が新たな反発を生むという悪循環。
そもそも引き金を引いたのは、中国に変わりありません。
なぜそこまで小さな島や岩礁にこだわるのか。
軍事利用のためとみられていますが、中国海軍トップは、
「海難救助や防災、漁業調査のため」
としています。
どこまでも平行線のこの問題。
問題が着地するとき、世界は一体どうなっているのでしょう。