【身の回りの困った人006】気持ちが不安定な人 | 真実は人を幸福にするか?

真実は人を幸福にするか?

桑田義雄が、うかんだり、もぐったりするブログ

「気持ちの不安定な人」だからと言って、一概に「〇〇病」「〇〇症」という言い方は出来ません。

例えば、大きな体の病気を持っている人も、気持ちは不安定になるものです。

高齢者も、気持ちが不安定になりますし、愛する人と離別した人も、気持ちが不安定になります。

そして、気持ちが不安定だから「悪い人」という事でもありません。

自分の周囲にネガティブな感情を波及させないように、配慮しながら生きている人もおります。

気分障害の人でも、気持ちが不安定な時は、必要以上に人と関わらないように配慮している人もいます。

問題なのは、そのような配慮をしない、あるいは出来ない人です。

 

配慮しない、あるいは出来ない人は、抱えている問題が大きいか、あるいは大人になり切れていないかのいずれかです。

 

例えば、愛する人が亡くなった人が、時や場所を選ばずに泣き出す事は、良くあります。

それは正常とも言えます。

しかし、大人になり切れていない人は、子供の頃の性質のまま、感情表現してしまいます。

子供は、泣き叫ぶ事で、親の関心を引こうとします。

しかし、大人になると、そういう事はしなくなるものです。

自分の精神の不安定さを表現してしまえば、相手に悪い影響をもたらすと分かっているからです。

そこで、自分の内部で、感情を処理する方法を習得します。

これが大人です。

ところが、大人になっても、不安定な感情を、そのままさらす事で、周囲の関心を得ようとする人がいます。

子供の時から、パターンが変わっていないのです。

このケースが問題なのです。

 

自分の不安を人に相談する事と、不安定な感情を口にしたり、行動するというのは、異なります。

 

大人は、気持ちが不安定になったら、本を読むとか、神社にお参りに行くとか、ハイキングをする、などして自分の中で、問題解決して行きます。

人に相談するにしても、不安定な感情を、そのままぶつけるのではなく、具体的な「悩み」として、その解決方法を問います。

また、私的な感情と、公的な役割を切り離して考えます。

これが "大人になる" という事です。

 

もし、周囲の人に、このような、未熟さゆえに「気持ちが不安定な人」が身近にいる方は、あまり関わらないほうが良いです。

子供は、感情を親にそのままぶつける事で、親の関心を得ようとします。

ですが、ある程度、大きくなったら、親は、子供のそうした行為を無視するようになります。

いわゆる「突き放し」をします。

それによって、子供は、感情は自分の中で処理しなければならなくなり、大人に近づいて行きます。

 

同様に、未熟さゆえに「気持ちが不安定な人」が身近にいる方は、あまり関わらないで、突き放す

こうやって、本人を成長させて下さい。

他人に依存している限り、この習癖は治りません。

あなたが不安定さに付き合っているから、彼らは、治らないのです。

ずっとあなたを振り回し続けるのです。

 

最後に一番やっかいなのは、情緒不安定は感染する、という事です。

 


 

 

 

◎気持ちが落ちている時に観る動画
 https://www.youtube.com/playlist?list=PLR_3hrp4qNsbV4jDEOR7X1KNop-XUAi6d

 

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