お酒を酌み交わし、夢を語る時は既に終わった。
今は、その夢の実現に向けた行動の時。一人一人の力を結集し、ただただ前進あるのみ。
進め! 疲労困憊、やる事いっぱい。
進め! 力不足と寝不足とが二人三脚。
進め! 投げ出すことは簡単。向かい合う事の困難。
進め! それでも自分と未来は変えられる!
ハッキョの会議室で、本部の講堂で、商工会の事務所で、サイゼリアの客席で、夜な夜な仕事帰りのオジサンたちが、酒も飲まず、書類を繰り、ペンを走らせ、期待と不安を葛藤させている。
フォーラムでの重要な企画を任されている、或る会員は言っている。
「万が一、この企画が失敗したらきっと『それ見た事か』となるかも知れません。何を失敗と捉えるかにもよりますが。でも自分は、自分の子どもたちにとって必要だと思う未来を思い描いている。一人の親として。その想いを形に変えるチャンスをもらえた。やるしかないですよね。多くの方のバックアップは無駄に出来ません。本当にプレッシャーですが、だからこそ生半可な事は出来ないですよね。だからもうひと踏ん張り、頑張ります。」
本音のコメント。
フォーラム全体の予定時間は、3時間~4時間。
それを3部構成とし、さらにその内容を細分化している。フォーラムは会場内だけで行われる訳ではない。会場の外の警備、会場全体の管理、前日の食事や宿泊、出演者や観客の動員、その他にも想定外の仕事も増えていく。
それぞれに分担されている役割は多岐に渡り、全体を俯瞰出来る人は、埼玉青商会の中でもごく何人かの人しかいない。
ほとんどの会員は、今目の前にある役割に向かい合っているのだ。
本当に必要なのは、危機感。今、自分一人が歩みを止めた時、何かが音を立てて崩れていくのではないのかという危機感。
ウリ民族フォーラム2013 in 埼玉の開催まで残り100日を切った。
自らに、エールを! 全国に、エールを!
(埼玉青商会 2013.6.13)
朝鮮新報社HPより転載
http://chosonsinbo.com/kycs/?p=375