エステの見習いを始めた
12年前を思い出します。
(当時の写真)
8月はフェイシャルの基礎を徹底的にマスターする!
《30人練習する!》
と目標を決めて、出勤する日の練習モデルさんを探し、毎日、毎日フェイシャルの練習に明け暮れていました。
・お肌のカウンセリング
・施術の説明
・お化粧品の説明
・施術
・アフターカウンセリング
など1人に費やす時間は約2〜3時間。
3人モデルさんが続く日もあり、8月も中旬以降は、夕方になると頭痛がでてきました。
慣れない姿勢+同じ姿勢で
凝り固まった筋肉の血流は悪くなり、
酷い頭痛と肩こりに悩まされました。
今だったらちゃんとセルフケアしますが、
その時は頭の中がフェイシャルでいっぱい。
100人練習すれば、エステのお客様に入れる。と、練習する日々でした。
その当時流行っていたソーシャルネットワークのmixiでは、19歳〜20歳の一番楽しい時期を過ごす友人たちの写真や日記が常にアップされ、
「全然うまくならんへん。(本当に不器用なので。)なんでこんな時間削って死に物狂いで練習してるんやろ。」
と、自暴自棄になるときもあり、
嫌なら見なければいいのに気になりだすと、
見てしまうのが人のサガ。
落ち込む日もありました。
そんな時に息抜きにと、
夏休みの最後にスタバに誘ってくれたのが、
Nちゃんでした。
彼女と彼女のお母さん・そして愛犬ちゃんとテラスの席で飲んだコーヒー。
あの日を12年経った今でも忘れません。
12年後、
母校の教師になったNちゃん。
今は「N先生!」
と、学校のスタッフや教員、生徒さんみんなから慕われ、大人気の先生になっています。
そんなN先生から今は学校行事で
呼んで頂くことが多く(喜ばしいことによく使われます笑)
学生さん向けの美容鍼の講義や実習、
入学希望者向けにフェイシャルエステや美容鍼を実践する機会もありました。
彼女は常に学生さんの目線にたって、
セミナーなどの打ち合わせ中も
「学生さんには、こういう方が関心持ってもらえると思う。」
「それ、学生には難しいからいらない。」
と、しっかりハッキリ伝えてくれ、もう立派な先生です。
あの日の話をすると
「めっちゃその話好きよな!」
と、大笑いするN先生。
私は夏が来たらいい続けるでしょう。w
死に物狂いで身につけたフェイシャルエステ。
くじけそうになる時の方が多かったですが、
今はいろんな場面で役立っています。
出会った人々に喜んでもらえるように。
まだ見ぬお客様に喜んでもらえるように。
が、あの自暴自棄になっていたときの答えかと思います。
母校やN先生、京美鍼のお客様、
出会ったいろんな方々に喜んでもらえるよう
2児のママ予定のかぁちゃんはがんばります!