NOと言えた自分
物心ついた頃から
何となく
父親が親戚の中で
肩身が狭くならないようにと
意識して
生きるようになった。
勿論、小さい頃は
父親が婿養子だなんて
知らない。
でも、きっと私は
無意識に
お父さんに可哀想な想いを
させないようにと思ってた。
父がいたから
家族の中で頑張ってきた。
そんな父だから
私は
怒ったり
嫌なことがあっても
NOと言えないでいた。
父を傷つけたくない
そう思って
言葉を飲み込む私は
孝行娘かもしれないけど
え？
わたし、傷ついてますよ？？
だった
大丈夫じゃないのに
大丈夫ですって
言っちゃうやつ。
だから、この前
久しぶりに電話で話した時に
昔嫌だったことを
ちゃんと嫌だったと伝えた
100パーセント言い切れた
ワケじゃないけど、
私の中で言いたいこと
癒えたなと思った。
自分の気持ちの前に
人のことを考えがちだけど、
結局、言葉を飲み込んで
苦しくなるのは自分だし、
溜め込んでたら
自由に発言してる奴らを見ると
死ぬほど憎たらしくなる
そんな心の不健康に
気づけるようになったのも
ここ最近
まだまだ
自分の感情を伝える練習中だ
草間彌生風
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